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市の検診における障害者対策について

2010年10月14日

 「私は、 今年も武雄市が行った健康診断を受診しませんでしたし 今までも 一度も受信したことは ありません。」

 本来ならこんなことは、 このような場所に書いて 人様に お知らせすべき事では ないことぐらい 私自身十分 分かっておりますが 上に 書いた 検診を 受けなかったというのは、 私自身 視覚に障がいを もっているため 検診を 受けたくても 検診会場の設備面 検診を担当するスタッフのサポート体制など 検診を受けた 一般の方のお話を 聞けば 検診会場は 大変込み合い とても 我々のような 障がい者が 一人で 出かけて行き 検診を受ける 場所の状態のようには感じず 検診を 受けたくても 受けれないだろうなというのが 正直な気持ちでした。

 以前 この ご意見 ご要望の所で 女性の検診の際 まったく 配慮が足りないとの 指摘を 市民の方から 武雄市は、 受けられていたようですが おそらく 女性への 配慮すら まともに されておられないのに 検診を受けようとする 市民の中に 我々のような 障がい者が いることなど 市職員の頭の隅にでも ないのではないかと想像しています。

 実際 広報武雄や 市のHP ケーブルテレビなどを 見ても ただ 「検診に来てくれ 検診に来てくれ」との 文句は 見たり 聞いたりしますが 「障がいを おもちで お困りの方には、 お申し出いただければ 個別に 対応いたします」 などという 文句を 見たり 聞いたりした記憶は ありません。

 今 武雄市では、 市長さんを 先頭に 癌検診を 受けましょうとの 呼びかけを いろいろな処でされておられるようですが 検診率を 上げるためには 我々のような 障がいをもった市民も居ることを 考慮いただき もしかしたら 検診会場の設備改良や スタッフ増員などで 予算の増額などで 今すぐに 対応できないとは 思いますが 近い将来 我々のような障がいを もった市民も気軽に 検診を 受けられる 体制となることを 心から 期待しています。

回答

 武雄市の健康診断に対する貴重なご意見をありがとうございます。

 現在、市民の皆様が自覚症状のない時に健康診断(特定健診・がん検診)を受診していただき、病気の早期発見、早期治療をすることで尊い命を失うことがないよう受診率向上に努めているところです。

 集団検診における女性への配慮につきましては、検診車へは男性と女性を分けて誘導し、小人数のグループ毎に案内をしています。また、乳がん検診実施時には、衝立やスクリーン等を準備し、プライバシーの確保に努めています。

 特定健診(血液検査・検尿・診察等)につきましては、本年5月に、健康課国保年金係から40歳~74歳まで(昭和11年4月1日生~昭和46年3月31日生)の国民健康保険被保険者へ個人通知をしています。

 今年度は、5月25日から6月22日まで、各町公民館や保健センター、文化会館で集団健診を実施いたしました。

 5月下旬に、各町の公民館で特定健診のみ実施した折には、混むこともなく余裕を持って実施することができました。

 また、がん検診と同時実施の集団健診では、高齢者や障がいのある方に、付き添うことができるようスタッフを配置し、一部の障がい者手帳をお持ちの方にも集団健診を受けていただきました。

 平成20年度に始まりました特定健診につきましては、個人病院でも受診可能となっています。かかりつけ医にご相談いただき、平成23年2月末まで受診できますので、配布いたしました受診券と、受診票、健康保険証を持って受診いただきますようご案内いたします。

 また、がん検診(胃がん・肺がん・大腸がん)につきましては、対象者が40歳以上の男女となっています。文化会館や保健センターで集団検診を実施いたしましたが、平成23年1月以降には各町の公民館で実施する予定にしています。当日、会場でお声をかけていただくか、事前に予約があれば、可能な限りご協力ができると思いますので、健康課(23-9135)または、がん検診率向上課(23-9131)までご連絡下さい。

 今回の貴重なご意見を今後の広報等に生かすと共に、障がいのある方でも安心して検診(健診)を受けていただくことができるような体制を整えたいと思います。

 
担当部署:武雄市 くらし部 健康課
担当者名:村山
TEL:0954-23-9135
FAX:0954-20-1355
E-mail:kenkou@city.takeo.lg.jp