カササギ生息地

 カササギは、佐賀県の県鳥で、カチガラスの愛称で親しまれています。

 カラス科に属する雑食性の鳥です。からだは黒色を基調に両翼端など一部が白いツートンカラーで、比較的長い尾をもっています。

 北半球全域とアフリカの北西部に生息しており、地方によって少しずつ異なった特徴があり、13亜種に分けられています。

 佐賀県にいる亜種は、中国・朝鮮半島・インドネシアに生息するものと同種です。わが国では、佐賀平野を中心とした地域に生息が限られていましたが、最近は隣接地にも拡がり熊本県や長崎県でも確認されています。

 生息の起源については、豊臣秀吉の朝鮮出兵時に佐賀藩鍋島直茂らが「カチッ」という鳴き声に縁起をかつぎ持ち帰り、保護したという人為的移設説や自然飛来説があります。

 カササギは、一組の夫婦が縄張りをもち、それは永年にわたり持続されます。繁殖期は1月から6月頃までで、巣つくりは早いもので12月に始まり、3月が最盛期となります。繁殖期にはテリトリー意識が非常に強く、ほかのカササギやカラスとの争いがよくみられます。

 産卵数は5〜6個で、20日で孵化します。抱卵開始からヒナの巣立ちまでは約2か月近くかかり、巣立ってからも約1か月は親の給餌・保護を受けます。営巣は雑木林の高木にしていましたが、最近では電柱にも作られるようになり、変化がみられます。