じょらんじゅくじゅくしゃおよびきしゅくしゃ |
1棟:国登録有形文化財・建造物 |
如蘭塾塾舎及び寄宿舎 |
指定年月日 |
平成11年9月7日 |
所在地 |
武雄町大字武雄 |
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如蘭塾の塾舎及び寄宿舎は、中国子女の留学施設として、昭和17年(1942)、事業家 野中忠太 が開設した学校 財団法人日満育英会とその塾のために建てた建物です。現存する塾舎・寄宿舎は、近代建築の巨匠 フランク・ロイド・ライト の弟子 遠藤新 によって昭和16年に設計され、昭和17年8月に完成しました。
塾舎及び寄宿舎は、木造平屋建一部二階建、瓦葺の建物です。建物はL字形の平面をなし、塾舎は南向きに建ち、その棟の東端から北へ寄宿舎が直角にのびています。両建物の中間部分はライト風の凝灰岩を積んだ柱が2本立ち、吹き放ちのエントランスとなっています。塾舎は一列に並ぶ事務室と教室が主要部で、廊下等は増築されたものです。寄宿舎はエントランスに面して玄関があり、その奥に二階建の板敷の広い部屋があります。北側の多くは増築されたものです。
この建物は、著名な建築家がかかわっており、造形の規範となる建物として貴重です。
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