武雄市の文化財
せきぞうろくじぞう 1対:武雄市重要有形民俗文化財(民俗資料)
石造六地蔵 指定年月日 昭和53年3月9日
所在地 山内町大字宮野

石造六地蔵  地蔵信仰は、現実界と冥界との境に立って、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道)の全てにおいて救済してくれる存在として六地蔵信仰が広まったようです。墓地の出入り口に多く立てられ死者の極楽往生を願い、また、集落の出入り口に立って集落の安全・悪疫の侵入防除が祈願されました。
 本石幢は、大智院の下坊で定林寺跡の地蔵堂境内入口に立つ1対の六地蔵石幢です。左右同型で、高さ1.77m、台座の厚みが薄いのが特徴です。竿石は2本継ぎですが、左のものは1本でできており後補と考えられています。刻銘から、天文22年(1553)2月22日に岳翁阿俊の逆修によって建立されたことがわかります。




武雄市教育委員会 文化・学習課文化財係