せきぞうじゅうさんぶついたび |
1基:武雄市重要文化財(工芸品) |
石造十三仏板碑 |
指定年月日 |
昭和56年3月30日 |
所在地 |
山内町大字大野 瑞応寺 |
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この板碑は砂岩製で、総高1.84mの石塔婆です。塔身と屋根から構成され、身(竿石)の高さは1.71mで、最大幅0.85m、厚さ0.32m、中央で2段継ぎとなっています。塔身の正面に長方形の龕を彫り、その中に13体の仏像を浮彫りしています。塔身の左右には銘があり、「天正十四年(1586)二月二十六日」「爲各逆修善根也」と刻まれています。
瑞応寺は、千手観音菩薩を本尊とする曹洞宗の寺で、伊万里城主伊万里家利が龍造寺隆信に攻め落とされた後、第19代武雄領主後藤貴明を頼ってその家臣となり、この地に仏殿を建て瑞応寺と名づけて菩提寺としました。
この碑は、天正14年に建てられた逆修碑であり、瑞応寺を建てた伊万里家利が建立したと推定されています。
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