だいにちのかわぶりゅう
1団体:武雄市重要無形民俗文化財・民俗芸能 | |
指定年月日 | 昭和62年4月1日 |
所在地 | 橘町大字大日 大日社 |
皮浮立は、佐賀県西部の有明海沿岸地域を中心に広く分布する芸能です。皮浮立という名前のとおり「皮」すなわち大小の太鼓を主体とする芸であり、通常は笛3人、モリャーシ(締太鼓)3~5人、鼓3人、大胴1人というように、10人前後で演奏します。また、「一声浮立」とも呼ばれるように、各種の太鼓が同時に打ち出す芸能でもあります。
大日の皮浮立はリズミカルでテンポも速く、きびきびとした男性的な魅力があり、リード役が笛から大太鼓、大胴そして笛へと移動する特色をもち、変化の妙をみせます。さらに「皮浮立」の決め手である撥の切れにも出色の冴えがあり、県下の皮浮立の中でもひときわ目立っています。
奉納は、大日社での夏祭り(7月28日)や潮見神社での秋の豊年感謝祭(彼岸のぼり)で毎年奉納されています。