しきこうさくずえま |
1面:武雄市重要有形民俗文化財・民俗資料 |
四季耕作図絵馬 |
指定年月日 |
平成11年3月3日 |
所在地 |
佐賀市城内1-15-23 佐賀県立博物館 |
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本絵馬は、黒髪神社に奉納されていたもので、縦130cm、横150cmの額装です。絵具の剥落が目立ちますが、稲作の工程から蔵納めまでの一連の作業がまとめられています。播種・早苗取り・代掻き・田植え・田草取り・稲刈り・運搬・千歯こぎ・籾摺り・俵詰め・年貢米としての蔵納めの場面で、揚水用の踏車(水車)や千歯・唐臼などが描かれています。中でも米俵の中央を縄で締めるために用いる俵締め具使用図は珍しく、この手の道具を使って極端に中締めされた鼓型の俵ができていたと考えられます。
絵馬の制作年代については、19世紀代の江戸時代後期から明治にかけてのものと推定され、画面下には「春英齋」の落款と「南定之印」の朱文方印がみられます。春英齋は下西山の山王社に安政2年(1855)の銘がある絵馬を残しています。
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