武雄市の文化財
てんじょうえ 一式:武雄市重要有形民俗文化財・民俗資料
天井絵 指定年月日 平成11年3月3日
所在地 山内町大字鳥海 鳥海天満宮

 鳥海天満宮の拝殿に150枚の天井絵が奉納されています。これは菅原道真公(845~903年)没後1000年を記念して、明治30年(1896)代に拝殿を改築した際に、鳥海の住人から奉納されたものです。草木花をはじめ、鳥・蝦・蟹・魚・大根等の野菜などが色鮮やかに描かれています。
 絵師は広渡三舟で、天保12年(1841)に武雄領主お抱え絵師広渡良寛の長男として生まれ、狩野派の極致を極め、山水花鳥を最も得意としました。昭和6年(1931)に没するまで活動を続け、その絵は市内の神社を中心に多く見受けられます。



天井絵

武雄市教育委員会 文化・学習課文化財係