
くろかみじんじゃのひぜんとりい |
3基:武雄市重要文化財・建造物 |
黒髪神社の肥前鳥居 |
指定年月日 |
平成15年3月27日 |
所在地 |
山内町大字宮野 黒髪神社 |
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黒髪神社は、伊奘冉命・速玉男命・事解男命の三柱を祭神とする市内でも最も古い神社のひとつです。上宮の参道には、一の鳥居・二の鳥居があり、下宮の二の鳥居とともに肥前鳥居となっています。
上宮一の鳥居は安永6年(1777)に石橋助右衛門長英の寄進によって建てられ、下宮二の鳥居は延宝3年(1675)に武雄頼長と弟頼久の寄進によって建てられたことが銘文によって判ります。上宮二の鳥居には銘文がありませんが、「住吉御城跡図」にこの鳥居が記載され、一の鳥居がみえないことから、少なくとも安永6年以前に建てられたと考えられます。また、上宮一の鳥居の額束は図柄が描かれており、異色の特異なものです。
【上宮一の鳥居銘文】
「維干時安永六龍舎丁酉仲冬吉旦 / 筒江山住 / 石橋助右衛門長英建之」「運送人足 / 山内十六箇村并筒江山中」
【下宮二の鳥居銘文】
「黒髪山下宮者元是熊野神也 / 神之為徳也見日本書記傾日 / 武雄掃部藤原頼長同弟権亮 / 藤原頼久削石華表以建宝前 / 蓋荘権現之社壇祈子葉之繁 / 茂也予当仁不獲譲謾染毫其 / 銘日」「神徳惟馨華表豈没 / 相攸彫聲永懸日月 / 延宝三年乙卯八月吉日良辰 / 権僧正覚遍謹題」
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