武雄市の文化財
くろかみじんじゃのやぶさめしんじ 1団体:武雄市重要無形民俗文化財・年中行事
黒髪神社の流鏑馬神事 指定年月日 平成15年3月27日
所在地 山内町大字宮野

 黒髪神社のこの神事は、毎年10月29日の例大祭に併せて行われます。その由来は、黒髪山の大蛇退治祈願成就のため、永万元年(1165)から奉納されたと伝えられています。
 一連の流鏑馬神事は、総括責任者である締元選出から始まり、10月初旬までに合歓や椎の木を材料とする的木倒しの行事を行い、的作り・射手筆作り・締元宅のしめ縄掛け・馬屋作り・馬場みせの儀式を経て、29日の本番を迎えます。当日は、裃袴に陣笠をつけた締元が諸役を率い、神殿で祭りを行い、御神幸のあと、射手・勅使・神馬による堂廻りが行われます。このあと馬場に下りて、最初に馬場元から馬場末に向かって射手筆による宮祓い、つづいて3的の騎射が7回行われます。これを「三的の七登り」といいます。翌日は的配りの行事があり、どんこ魚をつけて関係者や会社に授与されます。



黒髪神社の流鏑馬神事

武雄市教育委員会 文化・学習課文化財係