市長提案事項説明要旨




おはようございます。




私の方から提案事項をご説明させていただく前に、1点述べさせていただきます。

先ほど訓練を行いましたが、本日9月1日は「防災の日」であります。

昔から「備えなれば憂いなし」ということわざがあるように、災害時には的確で迅速な対応ができる「心の準備」が必要であり、このような訓練こそが大事だと考えます。

先日の大型台風の際も、心配された大きな被害はなかったものの、何にもまして大事なのは市民の皆さんの安心安全であります。

9月6日に総合防災訓練を行います。

市民の皆様のご協力をお願いしますとともに、この訓練を契機に日頃からの家庭や地域での災害への備えにも万全を期していただきますよう、よろしくお願いいたします。




それでは、まず「地方創生について」であります。



国の地方創生の動きに呼応し、市民の声を直接聞くために、市内5会場で武雄市民の集い「今と未来を語る会」を開催いたしました。

地方創生は、自分たちのまちをよくしたい、守り、受け継いでいきたいという強い意志があって、はじめて実現できるものであります。また住んでいる人が、豊かで幸せなくらしを実感できることが大事であり、それが結果的に移住者を呼び込むことにつながるものと考えます。

ここで言う、豊かで幸せなくらしとは、経済的豊かさ、すなわち雇用、所得はもちろん、子育て・教育環境の充実や生きがい、健康、地域のきずなやつながりなどの総和であり、それが地域の誇りにもつながっていくものと考えております。

地方創生の総合戦略については、現在、素案を議会の「地方創生総合戦略特別委員会」でご議論いただき、また各界で構成する「まち・ひと・しごと創生推進懇話会」のご意見をお聞きしているところでありますが、豊かな自然環境や地理環境、地域の伝統文化など、武雄にあるものの潜在力を引き出すことで、武雄らしさのある総合戦略を作成したいと考えております。

そして、実行力のある戦略とするために、今後とも議員の皆様と意見交換を重ね、今年10月下旬に策定したいと考えております。

なお、3月議会でご承認いただきました緊急経済対策のうちプレミアム商品券については、1万円で12,000円分の商品が買える「武雄で買う券」を11,000セット、総額1億3200万円分の商品券を10月31日に発売予定であります。




次に、「子育て、教育について」であります。



武雄花まる学園(官民一体型学校)の次年度実施校について、現在、各地域協議会で協議を行っていただいているところであります。10月には実施校を決定し、次年度に向けて、具体的な準備を進めるとともに県内外の希望者を対象に移住体験ツアーを開催し、教育移住をさらに進めてまいります。

また、毎月開催している「こども教育会議」では、未就学児を含む全ての子どもに対する議題について、教育委員の皆様と意見交換を行っており、その意見を踏まえ、武雄市教育大綱を10月に策定することを予定しています。




次に、「誘客について」であります。



7月17日から8月31日まで、世界初の池の水面プロジェクションによる「武雄のあかり展」を御船山楽園で開催いたしました。市内外を問わず、3万人を超える方にご来場いただいたところであります。

「たけお夏旅クーポン」も、一部売り切れになるなど好評を頂いており、楼門100周年を契機とした宿泊者数も増加していると聞いております。

また、武雄市図書館の入館者数は8月10日に200万人を超え、リニューアルオープン後2年たった今でも、市内はもとより市外からもたくさんの方にお越しいただいております。

来ていただいている皆様に、武雄のリピーター、宣伝隊になっていただくためにも武雄温泉駅内に観光案内の専門員を設置し、武雄市の玄関口でのおもてなしの強化、充実を図りたいと考えております。

また、10月から1年かけて、武雄競輪場の大規模改修を行います。

お客様にとって、居心地がよい場所であることに加え、これまでにない価値を持った競輪場にしてまいります。また、子どもたちやファミリーをはじめ、市民にとっても身近な場所となるよう公園等も整備してまいります。




次に、「健康寿命延伸について」であります。


「いつまでも健康でありたい」というのは市民共通の願いであります。

市民を始めとした関係者全てがこの願いを共有する「宣言」とするため、現在、健康づくり推進協議会でご議論いただいています。

10月18日の東川登町で開催される「コスモス街道歩こう会」において、宣言を行いたいと考えております。

私がいつも申しております「健康寿命1歳延伸」を達成するため、各種健康づくり施策の効果的な実施や地域活動の充実を図ってまいります。




「企業誘致について」であります。



6月22日、大同メタル工業株式会社の建設工事が起工されました。

武雄北方インター工業団地は全体約17haのうち、残り約2haを残すのみとなっておりましたが、近々に進出協定を結ぶ運びとなり、分譲開始から4年足らずで、完売となる見込みであります。

これも一重に関係者の皆様の並々ならぬご協力があってこそと、深く認識しております。

地域創生においても雇用の確保、拡大と所得向上は重要であります。

今後も、Uターン者等の働き口として優遇制度の拡充を行うなど、企業誘致施策と市民の雇用確保に努めてまいります。




終わりになります。


8月1日の組織改編に伴い、こどもに関する相談・手続きが一カ所で行えるよう市役所2階に子ども総合窓口を設置いたしました。

併せて、健康診断コーナーや個別相談スペース、案内誘導員を設置し、今後も市民の皆様の利便向上、来庁者の快適な空間づくりに取り組みます。




今後も、更になお一層、市民の福祉の向上に努めてまいりたいと考えておりますので、議員各位のご理解、ご協力を切にお願い申し上げ、私の提案事項説明とさせていただきます。


本議会もどうぞよろしくお願いいたします。

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