
たんこうえま |
1面:武雄市重要有形民俗文化財・民俗資料 |
炭鉱絵馬 |
指定年月日 |
平成9年9月5日 |
所在地 |
武雄町大字武雄5304-1 武雄市図書館・歴史資料館 |
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本絵馬は、大副山炭鉱の繁栄と鉱夫の安全を祈念して、大崎八幡社に奉納されていたもので、縦166.5cm、横133cmの額装です。絵具の剥落が目立ちますが、画面には、大副山とその麓の炭鉱風景、六角川に浮かぶ石炭運搬船が描写されています。間婦と呼ばれる坑道の入口や労働者の姿、久津具の土場まで荷車や馬で石炭を運ぶ様子、船積みする様子のほか、鶏に餌をやる子どもや魚屋のふれ売りなど、「やま」の1日の風景が描かれています。
絵馬の制作等については、銘から慶応元年(1865)に雅号「林石」・印文「松謙」という旅の絵師が北島恵助や稗田麟蔵らの願によって描いたことがわかっています。
江戸時代の炭鉱の様子と風俗を描いたものとして貴重な資料です。
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