
にょらいがたざぞううきぼり |
3面:武雄市重要文化財・彫刻 |
如来形坐像浮彫 |
指定年月日 |
平成11年3月3日 |
所在地 |
山内町大字宮野 定林寺 |
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本像は、黒髪神社の本地仏として祀られていたと伝えられているもので、3面が現存していますが、それぞれの像には年紀と方角が記されていることから、四方四仏あるいは大日如来を中心とする五仏であったことも考えられます。
3仏は、それぞれ楠の半肉彫りで、漆箔が施され、蓮華に座し、両手を胸前で合わせ、螺髪は大きめに表現されています。衣は胸を大きく見せるほどゆったりとした着方で、ひだの表現も繊細です。蓮華の下に獣面の一部が確認されることや外縁部に削除痕がみられることから、当初の形状から改変されたことがうかがえます。
墨書銘には、天正20年(1592)8月の文字と快門(西光密寺第6世住職)の名がみられます。
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