令和6年7月10日 官民一体型学校に関する教育講演会を開催
武雄市では、花まる学習会と武雄市、武雄市教育委員会の連携協定に基づき平成27年度から公教育に民間の活力やノウハウを取り入れた官民一体型学校の取組を推進しています。
今年度(令和6年度)をもって、この協定期間10年間が満了となることから、昨年度より学識経験者や地域団体の代表や小中学校の教職員、公民館など幅広い立場の皆さんに参画いただき官民一体型学校評価委委員会を設置し、これまでの取組の評価と今後の在り方について、議論がなされました。
評価委員会においては、この10年間の取組が、設立趣旨に掲げた「たくましく自立できる人間を育む」ことに一定の成果が認められる一方で、学校現場へのICTの急速な導入や不登校や特別支援を必要とする児童の増加、団塊の世代の退職に伴う急激な学校組織の若返り、教職員の働き方改革など、児童や学校・教職員を取り巻く環境が大きく変化しており、その変化にあわせた事業の見直しが必要との、評価・提言をいただきました。
武雄市教育委員会としては、この評価・提言に基づき方針を定め、準備を進めていますが、改めて本事業の趣旨や花まる学習会のノウハウや理念を再確認する機会として、令和6年7月10日、花まる学習会代表の高濱正伸氏を講師に迎え、市内全小学校の教職員を対象にした教育講演会を開催いたしました。
講演では、高濱代表が自身の経験をもとに、花まる学習会が大切にしている思考力を高めることの必要性や、こどもたちの自己肯定感を高めるための声掛けの方法など、ユーモアを交えながら具体的にお話いただきました。
今後、学校がそれぞれに抱える課題や環境を踏まえながら、それぞれの学校に合わた形での実践を進めるため、今回の講演会なども参考にしながら、令和6年8月下旬を目途に学校ごとに検討が進められます。
令和7年度以降も取組を進める学校において、引き続き地域の皆さんのご支援をお願いする場合は、9月以降、学校と地域で具体的な支援の在り方をご協議いただくことなります。ご支援ご協力をお願いいたします。
参考資料
- 令和7年度以降の官民一体型学校の在り方に関する事業イメージ図
- 令和7年度以降の官民一体型学校の在り方に関する提言(官民一体型学校評価委員会)
- 令和7年度以降の官民一体型学校在り方に関する方針(武雄市教育委員会)
お問合せ
武雄市教育委員会 新しい学校づくり課
TEL:0954-27-7140