平成29年度 武雄市図書館・歴史資料館企画展
流鏑馬とは、馬に乗り馳せながら的に鏑矢を射る弓技のことです。もともとは矢馳馬と呼ばれていたものが時代を経て流鏑馬と呼び名が変わりました。鎌倉時代には走る犬をめがけて馬上から矢を射る犬追物、笠を的にして馬上から矢を射る笠懸とともに武士の修練の一つとして盛んに行われていました。
武雄市では、毎年10月23日に武雄神社の流鏑馬が、10月29日に黒髪神社の流鏑馬が供日(秋祭り)の行事として行われています。どちらも歴史が古く、地元の方々の尽力によって伝えられてきました。一つの市で二ヶ所も流鏑馬が現存しているのは珍しいことです。また、武雄市内の他の神社でも過去に流鏑馬が行われていた記録や口伝、流鏑馬の貴重な資料が残っています。
今回、武雄市図書館・歴史資料館では現在武雄神社と黒髪神社で行われている流鏑馬を中心に、武雄地域で過去に行われていた流鏑馬のこと、武雄鍋島家に伝わる流鏑馬に関連する犬追物や笠懸の資料など、武雄地域の流鏑馬を学ぶ展覧会を行います。
チラシ(別窓で開きます)
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