平成30年度 武雄市図書館・歴史資料館企画展

武雄の明治維新150周年

どーして武雄で秋田竿燈なの?

 今年5月12日、東北三大祭りのひとつ、秋田竿灯が武雄に来て、武雄温泉街周辺4ヶ所で公演されます。武雄市役所新庁舎の完成祝賀のためのイベントです。
 でも、武雄から遠く離れた秋田から、なぜ秋田の竿灯がやって来るのでしょうか。
 いまから151年前の慶応4(1868)年1月に始まった戊辰戦争では、佐賀藩は新政府軍として参加しました。およそ800名からなる武雄軍団は、関東出兵の途中で戦況が悪化した秋田方面(出羽)に変更されました。当時、秋田藩(久保田藩)は東北地方の諸藩の中で唯一新政府軍に味方したため、周辺の諸藩から攻撃を受けていました。
 武雄の領主鍋島茂昌は、秋田地方に出兵した佐賀軍の総司令官に任命され、陣頭指揮にあたりました。アームストロング砲などの最新軍備を擁する佐賀軍の活躍は、敵だけでなく味方までも驚かせたといわれます。およそ2ヶ月におよぶ戦闘は、別名羽州戦争と呼ばれ、佐賀軍の活躍は新しい時代の転換期において注目すべきものでした。
 秋田の人々は、佐賀藩が焦土と化す寸前の秋田を救ってくれたという感謝の気持ちを抱き続けておられます。そうした縁から、近年、武雄と秋田の交流が始まり、今回の秋田竿灯の来演につながりました。
武雄市図書館・歴史資料館では、武雄に残された資料を中心に、武雄と秋田の交流の契機となった羽州戦争を振り返る展覧会を行います。
 

場所:蘭学・企画展示室(観覧無料)
期日:平成30年4月28日(土)〜5月27日(日)
開館時間:金・土・GW期間中(4/28〜5/6)は9時〜21時
     それ以外の日は9時〜18時
ギャリートーク
5月3日(祝)・6日(日)・10日(木)・20日(日)
いずれも14時〜

 
 
会場展示写真


 ポスター (別窓で開きます)


 

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