武雄の武



 武士の象徴である刀。平安時代末期における武士の台頭と同時に登場した日本刀は、戦闘で用いられる武器であるとともに、刀身や刀装具の美しさから、鑑賞のための美術品として高い価値を誇っています。
 武雄市図書館・歴史資料館では、これまでに数振りの刀剣の寄贈を受けており、その中には肥前刀と呼ばれる作品があります。肥前刀は、佐賀藩鍋島家お抱えの刀工である忠吉とその一門による作品です。武雄鍋島家お抱えの刀工、4代広貞も忠吉一門に名を連ねています。本展覧会では、当館所蔵の未公開の刀剣類を中心に、県内にある武雄ゆかりの刀剣類を紹介します。
 また、江戸時代には、武士たるものの修めるべき道として武芸が奨励され、剣術・槍術・弓術・馬術などが盛んにおこなわれました。旧家には、武具や兵法書など、武芸に関する資料が残されることが多く、武雄鍋島家にもさまざまな武芸関係資料が残されています。当館では、2020年、槍術の秘伝書の寄贈を受けており、武雄にゆかりの武術や武芸関係資料も併せて展示します。
 武雄の「武」の字にふさわしい逸品をぜひご覧ください。

チラシ

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