平成19年度 武雄市図書館・歴史資料館ミニ企画展
旅の風景
治安もよくなり、街道も整備された江戸時代 中期以降、庶民も様々な目的で旅を楽しむように なりました。長崎街道の一宿であった柄崎宿(現在の武雄) は、温泉地としても知られ、道中の憩いの場となると同時 に、多くの湯治客も集めていました。 今回の展示では、名所図會や旅道具などを展示し、当時の旅の様子にふれたいと思います。 下に、展示品の一部をご紹介します。
場所:蘭学館ミニ展示コーナー(観覧無料) 期日:平成19年8月17日(金)〜10月17日(水)
『九州九ヶ国絵図(部分)』
武雄市蔵・文化10年(1813)
武雄は「塚サキ」と記されている。長崎土産として刷られていたものである。
『都名所図會』
武雄市蔵・天明7年(1787) (初版 安永9年)
名所図会は、江戸時代後期から始まった観光案内本。各地の名所旧跡を集成したもので、これまでの旅行記と比べて挿絵を多く用いていることから庶民にも親しまれ、大いに人気を博した 『都名所図會』は『名所図會』本の始まりで、6巻6冊。京都の洛中・洛外から、近郊の名所・ 旧跡まで紹介している。京都の文人秋里籬島撰。竹原春朝斎信繁画。
『背負いかご』
武雄市蔵
竹で編んだ籠の上に皮をかぶせた、皮籠(かわご)と呼ばれる作りのもの。武雄鍋島家の家紋である『抱き銀杏』が描かれている。
『弁当箱』
個人蔵
重箱の他、小皿や盃などがセットになっている。
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