平成23年度 武雄市図書館・歴史資料館企画展

史料に見る江戸時代の災害・災厄

 今年3月11日に発生したマグニチュード9.0の巨大地震では、東北地方沿岸に大津波が押し寄せ、2万人余(8月10日現在)という死者・行方不明者を出す未曾有の大災害を惹き起こしました。
 自然の巨大なエネルギーを前にしては、人間の無力さを思い知らされる出来事となりました。
 武雄鍋島家資料中の記録である「御日記草書」には、今から220年前の寛政4(1792)年4月1日に島原で山津波が発生し、島原城下の人家が流失し、言語道断の大変さであるとの記載があります。世に言う「島原大変」の記事で、この時の災害では、1万5000名もの死者を出したと伝えられます。太平洋プレートの西端に位置し、火山の多い日本では、こうした自然災害は逃れられない宿命にあるともいえます。
 今回、人々の身近に起こり多大な被害を及ぼした火山噴火や地震、津波、台風などの自然災害や天然痘という疫病を取り上げ、それぞれの時代に人々がその苦難に向き合った姿にも注目する展示を取り上げてみました。

展示風景
 


ポスター

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