西九州新幹線開業プレ企画展


をたどって  交通の要衝 武雄




 西九州新幹線(武雄温泉-長崎間)開業を控え、「西九州のハブ都市」として存在感を高めている武雄は、古くから交通の要衝でした。
 古くは古代官道が南北を通り、江戸時代に入ると小倉から長崎への路が整備されました。いわゆる「長崎街道」です。当初は追分(北方町追分)から鳴瀬(橘町鳴瀬)を通り、塩田(嬉野市塩田町)へと向かう塩田道が主要な路でした。後に追分から高橋(朝日町高橋)を通り、塚崎(武雄町)を抜けて嬉野へとつながる塚崎道も使われるようになります。
 また、河川交通も発達しており、武雄を東西に流れる六角川は、水害で人々を苦しめることもありましたが、水運によって人々の生活を潤しました。
 武雄には、こうした路を利用して、さまざまな文物がもたらされました。江戸時代後期の武雄領主・鍋島茂義がヨーロッパの珍しい文物を集めることができたのも、長崎への地理的な優位性と、交通網の発達が大きな要因と言えます。今も残る武雄の資料の内、2,224点が「武雄鍋島家洋学関係資料」として、国の重要文化財に指定されています。
 本企画展では、「長崎街道」を中心に、武雄を通った路、武雄を通った物に注目して、交通の要衝、武雄の歴史を紹介します。

    ●会  期:令和4年7月30日(土)~8月28日(日) 期間中は無休
    ●開館時間:日曜日~木曜日は9時~17時、金・土曜日は9時~18時
    ●ギャラリートーク:8月6日(土)、8月14日(日)
            いずれも14:00~

チラシ

 ちらし (PDFファイル、別窓で開きます)


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