現在開催中の大阪・関西万博のテーマは"いのち輝く未来社会のデザイン"。そのテーマを体感できる場所として、各分野で活躍する8名のプロデューサーが手がけた「シグネチャーパビリオン」というのがあります。
私が感じる8つのパビリオンに共通する問いかけは、"分断された社会を私たちはどう乗り越えてゆくのか"。そこでは、これからの自然と人間との共生、対話、共創といった提案が私たちに投げかけられます。
二度の大水害を受けた武雄市は、治水対策に特に力を入れています。住民の命を守り、安心して暮らし続けられるよう、水に強いまちをつくるのはまず何より大事なこと。でもそれにとどまらず、私たちはさらに一歩踏み込み、人と水とが共生するまちをどうデザインするかといったテーマにも取り組んでいます。
そしてこれからは、性別や年齢、国籍などに関わらず、一人一人がいきいきと暮らせるまちのデザインにもチャレンジしていきます。どんな境遇や環境であっても、誰もが自分らしく幸せに暮らせる"やさしいまち"こそが、"未来に続くまち" だと信じているからです。
この北極星を道しるべに、私たちと一緒に未来への航海に出ましょう。
武雄市長 小松 政