棟方志功展 －福光図書館司書石崎俊彦との友情－
投稿日：2013年12月05日(木)
１９４５年４月、太平洋戦争のさなか、日々激しくなる空襲を避け、棟方志功は東京から現在の富山県南砺市山麓に家族と共に疎開した。そして、このことが、福光図書館司書であった石崎俊彦との運命的な出会いとなった。棟方はその後、石崎の献身的な協力と、彼に寄せる深い信頼のもと、新たな創作活動を展開することとなった。
また、棟方は創作活動の当初、児童向けの絵本挿絵を製作し、その後も多くの魅力溢れる作品を残したが、福光の豊かな自然の中で子供の心を大切にしつつ創作をつづけたことが、「世界のムナカタ」への出発点ともなったといえる。
今回、武雄市図書館・歴史資料館では、福光美術館の全面的な協力を得て、棟方と、図書館司書として棟方の知と文化意識をいっそう高揚させた石崎との友情を軸に、ムナカタ芸術の新境地をしるしたともいうべき福光美術館所蔵の作品群を借用し、今なお美術史において異彩を放ちつづける「世界のムナカタ」の芸術を、そして同時に、知られざる棟方志功の一面を紹介する特別展を開催します。
会期
平成２５年１２月１４日（土）から平成２６年１月１３日（月） ※会期中無休
開館時間
９：００から１７：００
主催
武雄市
会場
武雄市図書館・歴史資料館
展示協力
富山県南砺市
お問合せ
武雄市図書館・歴史資料館
TEL:(0954)28-9105