ホーム > 市からのお知らせ > 2024年 > 02月 > 武雄アジア大学設置に関する 市の考え方

武雄アジア大学設置に関する 市の考え方

投稿日:2024年02月27日(火)

武雄アジア大学基本構想

令和6年2月27日に発表された、学校法人旭学園の基本構想等については、以下のとおりです。

・基本構想【学校法人旭学園HP】

・武雄アジア大学完成予想図【学校法人旭学園HP】

武雄アジア大学ができることによる、まちへの効果

学びが人を育て、まちを育て、まちが豊かになる
  • 学びたい人が「いつでも」「誰でも」学ぶことができる『学びあふれるまち』をつくります。
  • 先人が築いてきた文化やまちの財産を活かし、世界に開いた『観光文化交流都市』をつくります。
  • 市民や若者の力がこれまで以上に発揮され、一人ひとりが活躍する『活気ある豊かなまち』をつくります。

武雄アジア大学が『知の拠点』として地域社会のインフラになることで、まちに様々な効果がもたらされることが期待されます。学生(若者人口)が増えるとともに、地元就職により地域に定着し、また、リカレント教育など、市民への学びの機会が多く提供され、さらに、アジア地域との交流も盛んになっていくことが考えられます。

武雄市では、「地域や産業の活性化」、「一人一人が元気に」、「子どもたちの夢を広げる」、「地域が元気に」が実現できるよう、武雄アジア大学の設置を目指します。

まちのイメージ図
20240227_kikaku_ime-zizu.jpg
若年層人口の増加予測

大学ができることで、まちに学生等の若者が増加します。また、地域や地元の企業とともに4年間を過ごした学生たちが、卒業後、地域に定着することで、市内の若年層人口が増えていくと分析しています。

20240227_kikaku_wakamonozinkou.jpg
各種効果の推計
  • 経済効果:約154.3億円(開学前から25年間)
  • ※兵庫県立大学 国際商経学部 浦山准教授の研究結果をもとに推計

  • 税収:約3,300万円(完成年度以降毎年)
  • ※武雄市大学設置支援室による推計

  • 市内雇用数:約250人(完成年度以降毎年)※在学アルバイト含む
  • ※武雄市大学設置支援室による推計

    ※完成年度とは、大学において4学年の学生が全て揃う年度を指す(令和11年度)

市の支援の考え方

武雄アジア大学の設置に際する、市の支援の考え方は、以下のとおりです。

この考え方をもとに議会や市民の皆さまの意見を聞きながら、協議を進めていきます。

補助金の交付

大学の設置認可が出ることを条件に、大学設置に係る「施設整備費」「設計費」「備品費」について、学校法人旭学園に対し補助をする。

補助対象区分 補助対象経費 補助率
施設整備費 大学の新築に要する工事請負費に関する基準額 1/2
設計費 大学の設計・測量に係る委託料 2/3
備品費 教具、校具備品及び図書等の購入に要する経費 2/3
備 考 施設整備費の基準額
施設整備費の基準額は、基準面積に基準単価を乗じた額とする。
  1. 基準面積

    国が示す大学設置基準として定められた面積に1.1を乗じた面積
    ただし、建築面積が基準面積を下回るときは、当該建築面積を基準面積とする。
    〔参考〕武雄アジア大学 定員560名の場合
    大学設置基準で定められた面積 3,966.2㎡
    〔(560-400)×1653÷400+3,305=3,966.2〕
     3,966.2㎡×1.1=4362.8㎡

  2. 基準単価

    鉄筋コンクリート造・鉄骨造 47.3万円/㎡
    ただし、建設単価が基準単価を下回るときは、当該建築単価を基準単価とする。
    〔参考〕建築コスト情報誌における「大学実習室」建築単価に、武雄市における
    経費率と物価上昇率を勘案し設定

キャンパス用地の貸与

キャンパス用地として、学校法人旭学園に対し、旧白岩体育館跡地(武雄町武雄4814番地)11,386㎡を貸付ける。貸与期間等については、以下のとおり。

貸付期間 費用
2024年6月~2030年3月(5年10か月) 無償
2030年4月~2051年3月(21年) 有償

公共空間の利用について

  1. 公共施設について
  2. カリキュラム内で使用される公共施設は、使用料を全額免除

    免除期間:20264月~20303

    20304月以降の取り扱いは、双方で協議する。

  3. 白岩運動公園競技場下駐車場について
  4. 運動公園エリアを利用される方と同様に、平日の市民利用が少ない駐車場を使用可能とする。

    台数:100台程度

支援額

武雄市の財政支援想定額は、補助金としての約13億円を想定する。

※キャンパス用地の貸付料約2億円が入るため、実質財政支援は約11億円と想定する。

問合せ

企画部 企画政策課 大学設置支援室

tel:0954-23-9325