市長提案事項説明要旨

平成18年6月5日招集武雄市議会定例会

市長提案事項説明要旨

 平成18年6月武雄市議会定例会の開会にあたりまして、一言所信を申し述べます。

 1市2町が合併して3箇月余り、私が市長に就任してから1箇月半が経過いたしました。この間、市民のみなさんから多くの提案や激励をいただいており、新市と私に対する期待の大きさを痛感しております。

 私は、市民のみなさんに『武雄に生まれて良かった、育って良かった』と感じていただける「ぬくもり」のある元気な武雄市をみなさんと一緒に実現するため「まちづくりの具約42」を強力に推進していきたいと考えております。

 なかでも、

 1 働く場の確保とまちの賑わいを創出するため企業等の誘致を図り、各種施策に配分できる財源の確保に努めること。

 2 すばらしい景観や温泉など武雄市がもつ、あらゆる観光資源を活かして観光、産業の活性化に努めること。

 3 高齢者や子どもたち・障害をお持ちの方にとって安全で安心な武雄市を目指すこと。

 4 武雄市が誇る農産物や特産品を市長が先頭にたって全国にアピールし、あわせて「武雄ブランド」の構築を目指すこと。

 を最重点課題として取り組んでいきたいと考えております。

 今後は、「まちづくりの具約42」を、「本市のプロジェクト」へと移行させて、さまざまな情報を公開しながら、市民へのサービス向上のため、早期に実現できるものから着手し、実現に向けて業務のスピードアップに努めて参りたいと考えております。

 また、限られた財源のもとで、公共下水道事業や学校施設の整備事業をはじめとする主要事業を進めながら新たな行政需要に対応するためには、抜本的な行財政改革を進め、スクラップアンドビルド方式を取り入れた行財政の再構築による自治体経営を推進する必要があります。このため行政改革市民会議をたちあげ、行政改革に取り組みます。

 それでは、今回、提案いたしました議案について説明いたします。

 条例議案では、「第46号議案 武雄市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例」をはじめとする8件を提案いたしております。

 事件決議議案では、「第54号議案 杵藤地区障害者自立支援審査会の共同設置に関する規約の協議について」等の2件、及び「第56号議案 武雄市体育施設の指定管理者の指定について」等の指定管理者を指定する議案を7件、合わせて9件を提案いたしております。

 次に、予算議案では、「第63号議案 平成18年度武雄市一般会計予算」のほか、「第64号議案 平成18年度武雄市国民健康保険特別会計予算」等8件の特別会計予算、「第72号議案 平成18年度武雄市病院事業会計予算」等3件の公営企業会計予算を、それぞれ年間予算として編成し、提案いたしております。

 このうち、一般会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、それぞれ185億2,713万円といたしております。

 歳出では、「まちづくりの具約」として市民のみなさんに約束しておりました旧市町の黒塗りの首長公用車を廃止し、災害時にも対応できる公用車を購入するための経費や情報公開を積極的に進めるための市ホームページのリニューアルに要する経費、企業等の誘致活動費を計上しております。そのほか、民生費、農林業費、商工費、土木費、教育費等の事務事業に要する必要な経費を計上いたしております。

 歳入については、合併特例債等の合併に係る財源の予算計上を見送ったことなどにより、財源不足が生じたため、財政調整基金及び公共施設整備基金から合わせて7億7,000万円の繰り入れを行っております。この基金繰入額については、今後、合併特例債、国の合併市町村補助金及び県の合併市町村交付金の額が決定すれば、財源不足つまり基金繰り入れが縮小できるものと考えております。

 最後に報告事項として、「平成17年度武雄市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について」等6件の報告をいたしております。

 詳細につきましては、議案審議の際、それぞれ説明させていただきます。

 よろしく御審議賜りますようお願いいたします。

お問い合わせ

武雄市議会事務局
Tel (0954)23-9411・Fax (0954)22-8166
E-mail:gikai@city.takeo.lg.jp