教育長教育に関する報告

教育長教育に関する報告

 教育に関する報告を申し上げます。

 はじめに、学校教育について申し上げます。

 小中学校におきましては、児童生徒の学習指導の充実、工夫改善に向けての取組みが行われていますが、その学習成果の発表会が行われました。市教育委員会委嘱の武内小学校においては、「対話力の向上をめざす国語学習指導の研究」を研究主題とした研究発表会を、その他では、武雄中学校の自主研究発表会、西川登小学校や山内中学校の「学力向上拠点形成事業」による公開授業研究会など、各学校での取組みを披露していただき、小中高の教職員、保護者、地域の方々等多数の参観をいただきました。児童生徒たちは意欲的に生き生きと活動しており、教職員の先生方も、これまでの研究に裏付けられた質の高い授業力をもとに学習を展開され、大きな評価を受け更なる研究の方向性を確かめることができました。

 また、各学校においては運動面、文化面の行事にも積極的に参加し、

小中学校の音楽会や合併記念事業、中体連の駅伝など各種大会やコンクールで、学校の特色や個々の能力を発揮し夢を持って元気に活躍してくれました。

 「いじめ」に関する問題が大きく取り上げられておりますが、武雄市内の小中学校におきましても、11月の緊急調査において数件の報告がなされました。さっそく校内のいじめ対策委員会や、市校長会でも話合いをもち、民生委員・児童委員の協力をいただいて解決に取組んでおります。「いじめは、どの学校でも、どの子にも起こり得る。」との前提のもとに、家庭、学校、地域社会が一体となって早期発見・早期解決に心がけ、子どもの成長を見守って参りたいと思います。

 よい子のみなさんには、つらいこと、苦しいことがあっても決してひとりで悩むことなく、家族をはじめまわりの大人に勇気を出して訴えてほしいと願っています。

なお、北方中学校屋内運動場大規模改造工事は、10月末完了いたしました。

 続きまして、生涯学習について申し上げます。

青少年教育につきましては、市内の小中学校や関係団体等の協力を得ながら、日頃の学校での学習や地域での活動を発表する第1回「武雄市トムソーヤフェスティバル~がばい輝け たけおっ子~」を開催いたしました。

 青少年の健全育成活動につきましては、青色回転灯を装着した防犯パトロール車が新たに増えましたので、山内支所で出発式を行い、青少年育成市民会議で引き続きパトロールを実施していただいております。

視聴覚教育におきましては、東川登町の中山雅弘さんが、視聴覚教育の振興に貢献された功績で「平成18年度視聴覚教育功労者表彰」を受賞され、9月22日文部科学大臣より表彰状が贈られました。

また、トムソーヤ事業の推進につきましては、わんぱくスクール、地域子ども教室、地域活動の日事業等を体験事業として実施しております。

 社会人権・同和教育の啓発につきましては、12月の人権週間の事業といたしまして、市内の小中学生から人権標語の募集をし、平成19年2月17日の「人権フェスタinたけお」で表彰を予定しております。

生涯スポーツにつきましては、10月21日・22日に多久市・小城市内を会場として「第59回県民体育大会」が開催され市町対抗で総合4位の好成績を収めました。

 総合型地域スポーツクラブ育成事業では、5教室のモデルスポーツ教室を開催し、子どもから高齢者までそれぞれの目的に合わせてスポーツを気軽に楽しみ、健康づくり・仲間づくりに取り組みました。

また、第13回武雄市スポーツ・レクリエーション祭を開催しソフトバレーボールなどの5種目にさわやかな汗を流しました。

平成19年度に開催されます全国高等学校総合体育大会につきましては、これまでに輸送・警備専門委員会、総務・広報専門委員会、競技・式典専門委員会、宿泊・衛生専門委員会の4つの専門委員会を開催し、今後の取り組みなどについて協議いただきました。

スポーツ活動では、武雄町スポーツ少年野球団が平成18年度生涯スポーツ優良団体として、これまでの活動が認められ10月3日に文部科学大臣表彰を受けられました。

 次に、文化振興事業では、「文化芸術による創造のまち」支援事業で武雄市民ジュニアウィンドオーケストラの育成を実施しております。武雄市文化協会事業として、12月9日に開催します「空、海、大地と木のうた」演奏会に向けて、市民合唱団くすの木の合唱練習を実施しております。

 また、毎年恒例の「県展武雄会場」を開催し、「第56回佐賀県美術展覧会」の入賞作品及び近隣市町村在住者の入選作品を展示し、多くの方にご鑑賞いただきました。

 また、文化芸術の秋を迎え、山内町文化連盟では創立30周年記念式典と文化祭を、武雄市文化会議では第50回武雄市文化祭と記念式典を、北方町では第27回北方町文化発表会など多彩な催しが開催されました。

 文化財関係では、松浦川の河川改修工事に伴って、暗渠排水路が発見されました。10月22日に現地説明会を開催したところ、約130名の市民の参加を得、関心の高さがうかがわれました。

また、国の重要文化財である武雄温泉楼門については、11月15日に文化庁の主任調査官が視察され、保存修理のあり方について調査がなされました。民俗芸能においては、武雄の荒踊を初めとする伝承芸能が9月23日を中心として各地の神社で奉納され、10月には供日行事として流鏑馬の奉納や七囃子の奉納がにぎやかに行われました。

 武雄市図書館・歴史資料館では、合併に伴い利用者のエリアが拡大したことに伴い図書館利用者の利便性を図るため山内、北方両町の公民館に図書の返却ポストを設置いたしました。

 10月1日に開館6周年を記念して「第6回エポカル武雄まつり」を開催し多くの来館者に楽しんでいただきました。

また、企画展では、日本ユネスコ協会連盟の協力を得て「写真で巡る世界遺産」展を9月5日から9月17日まで、「武雄に集った世界の陶芸家たち IAC回顧展PartⅡ」を10月1日から11月12日まで開催いたしました。

 なお、実施いたしました主な行事等につきましては、別紙一覧表にてお示ししたとおりです。

 今後とも、更なるご指導ご鞭撻をお願い申し上げまして、教育に関する報告を終わります。

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武雄市議会事務局
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