市長提案事項説明要旨

市長提案事項説明要旨

樋渡啓祐武雄市長平成19年12月武雄市議会定例会の開会にあたり、市政に関する重要案件並びに御提案いたしました条例議案等及び平成19年度補正予算議案について、その概要を御説明申し上げます。

青色回転灯防犯パトロール11月8日、朝日町において、銃の発砲という凶悪事件によって尊い市民の命が奪われました。私は、法秩序を無視した前代未聞のこのような暴挙を断じて許すことはできません。事件発生後、直ちに議会と共同し警察機関に容疑者の一刻も早い逮捕を要請するとともに、関係機関や市民の皆様と連携し


など市民の日常生活の安全確保に取り組んできたところであります。ここに犠牲になられた宮元洋さんの御冥福を心よりお祈り申し上げる次第でございます。

報道によりますと、市民に大きな不安と脅威を与えたこの事件にかかわった疑いが強いという男が11月25日未明、福岡県大野城市において別の容疑で逮捕されました。私は事件の全容が1日も早く明らかになり、市民が安心して暮らせる平穏な日々が戻るよう願うとともに、暴力根絶に向けた市民総参加の取り組みを更に進めなければならないと考えているところであります。

TAIZO+TAKEO展次に、「TAIZO+TAKEO展」について申し上げます。11月1日から39日間にわたり、「この秋、武雄は写真のまちになる」をテーマに「TAIZO+TAKEO展」を開催いたしております。世界に誇る武雄市出身の報道カメラマン一ノ瀬泰造氏の生誕60年を記念し、泰造さんの本格的な写真展としての「TAIZO展」を開催するとともに、全国から一般公募した写真を展示する「TAKEO展」を同時開催しております。

「TAIZO展」では、泰造さんが戦火のベトナムやカンボジアで撮られた写真の中から126点を図書館・歴史資料館に展示し、その写真は、多くの来館者の皆様の胸を打ち、心に響き、「泰造」のすごさ、すばらしさを実感していただいているものと思います。

TAIZO+TAKEO展また、「TAKEO展」では、「たっしゃかばあちゃん」を題材としたテーマ部門及びフリー部門をあわせて展示し、作品は外国からのものを含め約3万5,000点もの応募がありました。応募作品の展示会場として、武雄温泉新館をはじめ、まちなかの旅館やホテル、店舗など数多くの提供をいただき、写真に彩られた「写真のあるまち武雄」を全国に発信できたものと思います。

議員各位をはじめ、「TAIZO+TAKEO展」を応援していただいた皆様、御覧いただいた皆様に心より感謝申し上げますとともに、まだ御覧になっていない皆様には、12月9日までの期間中に、ぜひ足をお運びいただきますようお願いいたします。

また、10月1日、武雄と大分県の湯布院及び熊本県の小国杖立の3つの温泉地が連携して、観光振興を図っていくための「九州三湯物語」と銘打った共同事業の実行委員会を発足いたしました。3地域の温泉とそれぞれの特色を活かした観光イベントを組み合わせ、魅力ある周遊ツアーの企画や情報発信などを共同で取り組み、観光振興とまちづくりの推進を目指すものです。今後、実行委員会を中心に観光客誘致のための観光客のニーズに応えた周遊ツアーの企画や3地域の交流事業等の検討を進め、「九州三湯物語」のメジャーデビューを果たしたいと考えています。

公共下水道次に、都市基盤整備の重点事業として取り組みを進めてまいりました公共下水道事業及びJR佐世保線武雄温泉駅付近連続立体交差事業について申し上げます。
公共下水道念願の公共下水道事業につきましては、12月1日から武雄町大字富岡及び昭和の一部の供用を開始することとなりました。関係地区の皆様には、河川の水質保全と衛生的で快適な生活環境を創るため、1日も早い公共下水道への接続をお願いいたします。

連続立体交差事業また、佐賀県及びJR九州とともに整備を進めてきました武雄温泉駅付近の連続立体交差事業につきましては、来年2月、鉄道の高架切替と新駅の1次開業を迎えることとなりました。これにより8箇所の踏切が除去されることから、円滑で安全な道路交通が確保され、南北市街地の均衡ある発展に大きく貢献するものと考えております。

大町町から合併協議申し入れ最後に、大町町からの合併協議の提案への対応について申し上げます。11月13日、大町町長から本市と大町町との合併協議について提案がありました。今後の対応につきましては、議会、市民の皆様の御意見をお伺いしながら、少なくとも本年度内に第1回目の話し合いの場を持ちたいと考えております。 それでは、今回提案いたしました議案について御説明いたします。

まず、条例議案について御説明いたします。今回の条例議案につきましては、新規条例2件、一部改正条例8件の計10件の条例を提案いたしております。

「武雄市職員の自己啓発等休業に関する条例」につきましては、地方公務員法の一部改正に伴い職員の自己啓発等休業について必要な事項を定めるもので、職員の大学等課程の履修や国際貢献活動を行う際の休業に関する条例であります。

「武雄市景観条例」は、本市の景観に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、良好な景観の形成に資するため、景観法に規定するもののほか、必要な事項を定めるものであります。条例の制定後に定める武雄市景観計画により、良好な景観づくりが図られるものと期待いたしております。

また、一部改正条例のうち


につきましては、引用条文の整備や法律の改正に伴い制度を取り入れるための条例改正であります。また、「武雄市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、国家公務員に準じ職員の給与について改正するものであります。

武雄市行政問題専門審議会に審議をお願いしておりました水道料金及び下水道料金の見直しについては、今般、審議会で新料金案が提案されましたので、審議会の意向や財政状況を総合的に判断し、料金を改定する条例議案として


を提出いたしております。水道料金及び農業集落排水施設の使用料につきましては、現在のところ合併前の区域ごとの料金としておりましたが、これらの条例改正により武雄市として統一した料金に改正しようとするものであります。

「武雄市給湯条例の一部を改正する条例」は、これまでの給湯料金の見直しにつきまして、水道料金が改正されることに合わせて見直しておりますので、水道料金の改正に伴い給湯料金も改正するものであります。

次に補正予算議案についてでありますが、一般会計補正予算(第7回)並びに特別会計補正予算を8件、水道事業会計補正予算及び病院事業会計補正予算を提出しております。

多くは、事務事業費のこれまでの実績と今後の見込みによる補正でありますが、一般会計補正予算の主なものといたしましては、公共下水道に接続するための本庁舎の汚水処理設備改修工事や、西杵住宅の雨漏り防止のための屋根防水工事など施設の整備に要する経費であります。

そのほか教育部門では、市内小中学校教育用パソコン等の整備に要する経費を計上いたしております。現在、市内の小中学校においては、パソコンを活用した授業が行われていますが、学校間でシステムの内容が異なることやパソコン本体の老朽化が進んでいることから、国の財政支援を要望していたところ、その見通しがつきましたので、今回、教育用パソコン等を整備し、教育環境の整備を図ることにいたしております。

詳細につきましては、議案審議の際、それぞれ説明させていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。

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武雄市議会事務局
Tel (0954)23-9411・Fax (0954)22-8166
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