市長提案事項説明要旨

市長提案事項説明要旨

 平成21年6月武雄市議会定例会の開会にあたり、市政に関する重要案件及び提案いたしました条例議案、平成21年度補正予算議案等について、その概要を御説明申し上げます。

定額給付金
(定額給付金窓口交付)

 景気後退下での住民に対する緊急生活支援として、全国の自治体で総額約2兆円にのぼる定額給付金の給付が実施されております。武雄市におきましても県内10市の中でトップをきって1万7千181世帯を対象に3月30日から申請受付窓口を開設し、4月24日から給付を開始しております。

プレミアム商品券
(プレミアム商品券)

 この定額給付金は、地域経済の活性化につながることも期待されており、武雄商工会議所及び武雄市商工会では、商店街活性化のため独自の取組みとして、1セット1万円で15パーセントお得なプレミアム商品券「武雄で買う券」を5月26日から販売され、好評の中3日間で完売されております。

 また、子育て世代の生活支援としての子育て応援特別手当につきましても、4月24日から支給を開始しております。これは、多子世帯の幼児教育期の負担に配慮する観点から、幼児教育期の第2子以降の子ども1人につき、3万6千円が支給されるものです。

 子育て世代の生活支援の一助となり、また、市内での消費について御協力をいただくことにより、これも地域経済の活性化につながるものと期待しております。

リジョイス進出協定調印式
(リジョイス進出協定調印式)

 平成16年9月から閉鎖されておりました保養村の旧アネックススポーツランド施設に、北九州市で温浴施設などを展開されております有限会社リジョイスの進出が決定し、4月22日に進出協定の調印式を行いました。

 旧施設の有効活用を図り、フィットネス、フットサル施設を新たに整備するなど施設の改修が行われ、今秋オープンの予定です。これにより地元雇用が見込まれ、また、武雄市民の健康増進、産業振興につながるものと期待しております。

楼門朝市2周年
(楼門朝市2周年)

 毎週日曜日に開催しております楼門朝市は、2周年を迎え、4月26日に感謝祭を開催いたしました。肌寒い朝となりましたが大勢のお客様においでいただき、大いに盛り上がりました。今後も武雄の新名物として、ますますの勢いを期待するとともに、中心市街地活性化のため支援を図っていきたいと考えております。

テレビドラマ「佐賀のがばいばあちゃん2」
(テレビドラマ「佐賀のがばいばあちゃん2」)

 テレビドラマ「佐賀のがばいばあちゃん2」のロケが4月29日から5月15日まで市内各地で行われました。

 皆様ご承知のとおり、平成19年正月に放映された前回のドラマは、関東、関西をはじめ、各地域で20パーセントを超す高視聴率を記録し、大きな話題となり、放映後、武雄市がマスメディアで取り上げられることも多く、ロケ地を中心に訪れるお客様も飛躍的に増加いたしました。

 今回は、市費の投入を行わず、また、市民からの寄附や協賛金を強制的に募ることもなく、ロケ隊の皆様を熱烈に歓迎し、おもてなしの心で支援いたしました。

 ロケ期間中は、撮影場所等御協力いただきました関係者の皆様、エキストラの皆様、ボランティアの方々をはじめ市民の皆さんの暖かい御理解と御協力をいただき、深く感謝申し上げます。

 今回の作品は、早ければ新春ドラマスペシャルとして、放映が予定されています。全国の皆様に御覧いただき、更なる武雄市の情報発信につながる、このドラマのことがきっかけとなって、さらに武雄の産業振興、あるいは武雄の知名度アップ、様々のことが図れるように市民としても期待しております。

新型インフルエンザ対策本部
(新型インフルエンザ対策本部)

 メキシコやアメリカで多くの感染が報じられた新型インフルエンザは、世界的な広がりをみせWHO(世界保健機関)においては、4月27日に警戒水準フェーズ4の宣言がなされました。これに伴い、国及び県におきまして、4月28日に新型インフルエンザ対策本部が設置され、併せて発熱コールセンターが開設されました。

 武雄市におきましても、同日に新型インフルエンザ健康危機管理室を設置し、県及び保健福祉事務所と連携しながら対策を進めてまいりました。

 緊急事態の中では、常に正確な知識を身につけ、正確な情報の収集に努めることが重要であり、武雄市新型インフルエンザ対策行動計画に基づく迅速な対応と市民への正確な情報発信を心がけ、今後も、市民の皆さんの不安を招かないよう、市民生活の安全安心を第一に配慮した対策に努めてまいります。

九州地方知事会
(九州地方知事会)

 状況報告としては最後でありますが、6月1日、2日両日、武雄市で開催されました九州地方知事会におきましては、市民の皆様に本当に感謝しております。市民の皆様たちの熱烈な歓迎によって、武雄ここにありということが知事様たちをつうじて、今後また発信されることをおおいに期待しております。

 それでは、条例議案につきまして御説明いたします。

 「武雄市病院事業の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例」につきましては、昨年7月臨時会におきまして、平成22年2月1日施行の「武雄市病院事業の設置等に関する条例を廃止する条例」について議決をいただいており、この条例の施行による武雄市病院事業の廃止に伴い、武雄市職員定数条例など関係条例の改正又は廃止を提案するものであります。

 「武雄市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」及び「武雄市立武雄市民病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例」につきましては、病院事業において新たに介護保険法に基づく介護サービスを実施したいと考えており、実施する介護サービス事業、介護サービスに係る手数料等について提案するものであります。

 そのほか、

「武雄市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例」

「武雄市国民健康保険条例の一部を改正する条例」

「武雄地区休日急患センター設置条例の一部を改正する条例」

「武雄市中小企業融資金の貸付けに関する条例の一部を改正する条例」

 を提案しております。

 次に、事件議案の「武雄市立武雄市民病院の移譲についての議決の一部変更について」につきましては、医療法人財団池友会を含む関連グループの組織再編に伴い、社団法人巨樹の会、学校法人福岡保健学院及び医療法人財団池友会から「武雄市立武雄市民病院の移譲先に関する申し入れ」が私になされたことに伴い、武雄市民病院の移譲の相手方の変更について議会の議決を求めるものでございます。

 続きまして、予算議案につきまして、主なものを御説明いたします。

 補正予算議案では、一般会計補正予算(第2回)及び病院事業会計補正予算(第1回)を提案しております。今回の補正予算の編成に当たりましては、当初予算編成後、早急に対応が必要となったものについて、所要の額を計上することといたしております。

 それでは、一般会計補正予算(第2回)の主な内容について申し上げます。

 政策部では、自治総合センターのコミュニティ助成事業を活用し、宮野浮立の衣装作製に対する補助金を計上しております。

 また、佐賀県消費者行政活性化基金の活用により、現在、北方支所で行っている消費生活相談業務の充実、強化に要する経費を計上しております。

 そのほか、平成20年度ふるさと納税制度によりいただいた寄附金を寄附者の希望に沿った事業に充当いたしております。

 営業部では、緊急雇用創出基金事業及びふるさと再生基金事業に要する経費を計上しております。これは、国の雇用対策として、本年3月議会で議決していただきました平成21年度一般会計補正予算(第1回)に計上いたしました雇用対策事業に続き、追加の雇用対策事業を行うものであります。

 こども部では、身近な地域における支援体制を推進するため、子育て経験者や専門家の連携による「訪問型家庭教育相談支援チーム」を設置し、きめ細やかな相談体制の充実に要する経費を計上しております。

 教育委員会では、小学校における外国語活動の円滑な導入を図るため、外国語活動教材の効果的活用及び評価の在り方等の研究事業の経費ほか、小中連携など魅力ある学校づくりを目指して取り組む事業に要する経費を計上しております。また、小中学校における体育授業、運動部活動に対する地域スポーツ人材を活用した指導者派遣に要する経費などを計上しております。

 病院事業会計補正予算(第1回)につきましては、介護サービス「訪問リハビリテーション」の実施に要する経費を計上しております。

 そのほか、「平成20年度武雄市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について」等5件の報告をいたしております。

 詳細につきましては、議案審議の際、それぞれ説明させていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。

お問い合わせ

武雄市議会事務局
Tel (0954)23-9411・Fax (0954)22-8166
E-mail:gikai@city.takeo.lg.jp