市長提案事項説明要旨




 みなさん、おはようございます。


 この度、多くの市民の皆様の信託を受け、市政を担当させていただくことになりました市長の小松ただしです。もとより微力ではございますが、各位のご指導とご協力を仰ぎながら、市民の皆様のご期待に沿えますよう今後の市政運営に全力を挙げる決意でございます。

 就任後、約1カ月半が経過いたしました。この間、時間が許す限り、各町の区長会や老人会、婦人会などの会合に出席させていただき、様々なご意見やご要望、また身に余るような激励を頂戴し、気が引き締まる思いであります。

 私の基本姿勢は「前進と対話」であります。今後も初心を忘れず、市民の皆様との対話の場を大切にし、議員の皆様との議論を重ね、さらなる市民福祉の維持向上のため、この武雄市を更に前へ進めるための市政運営に努めます。




 基本政策についてであります。


 こうした基本姿勢のもと、次にあげる三本柱を基本政策として取組みます。

 第一に「にぎわい創出・活力アップ」であります。この武雄市には、自然、里山、文化、人など、もともとたくさんの魅力があります。これは確信をもってそう言えます。その、武雄にもともとある財産をこれまでにない発想で魅力を引き出し、活かす。すなわち里山資本主義の考え方で、市全体がにぎわいのあるまちづくりに挑戦します。


 第二「くらしと生きがい・健康づくり」であります。元気で経験豊富な高齢者の皆様は武雄の大きな原動力であり、その姿はこのまちの希望でもあります。  そんな皆様の暮らしをより一層充実したものにするため、いわゆる、   「健康寿命」を延ばすことを目標に、健康増進や生涯活動の生きがいづくりを積極的に支援します。


 三本目の柱は「教育改革・子育て支援」であります。私自身も子育て世代であります。

 子どもの目線で、また親世代がしっかりと教育に向き合える子育て環境の充実を図るとともに、これまで同様、教育改革に取り組み、地域の皆様のご協力の下、未来につながる教育を実現します。


 この政策の3本柱で、この武雄市を更に前へ進め、武雄で生まれた子どもが武雄で活き活きと育ち、生活をし、歳をとっても元気に暮らせるような「持続可能なまちづくり」、すなわち「未来に続くまち」を目指します。




 次に誘客対策についてであります。


 今月20日から22日まで、昨年に引き続き、「Tポイントレディスゴルフトーナメント」が開催されます。昨年の入場者数14,000人を超える皆様のお越しをお待ちしております。

 さて、今年は武雄温泉楼門落成100周年の年であります。冠事業の第一弾として開催した「飛龍窯灯ろう祭り」には2日間で約2万8千人の方にご来場いただきました。

 今後も4月4日の武雄温泉大駅伝大会、12日の記念式典をはじめ、武雄のあかり展など各種記念事業を予定しており、更なる交流人口増加の契機としていきます。

 ところで、昨年8月から11月までの九州オルレのコース別訪問者数で、武雄コースに3,320人が訪れ、全12コース中トップとなりました。

 2012年3月からの累計も22,540人で最も多い結果となり、訪問者の約75%が韓国からのお客様であることからも、今後も積極的にインバウンド誘致を行います。




 次に教育改革、雇用対策についてであります。


 新年度から武内小学校、東川登小学校において、花まる学習会と連携した新たな教育が始まります。

 また、市立中学校へタブレットが配布され、市立の全小中学生がタブレットを用いた学習ができることになります。

 1月に増員となった教育委員の皆様と「新教育委員会制度」のもと、対話を深め、不退転の決意で、教育改革を進めていきます。

 このほか雇用対策面では、1月23日に大同メタル工業株式会社と佐賀県、武雄市の3者で進出協定を締結いたしました。来年6月の操業に向け、早速30名の雇用募集の運びとなりました。

 こうした教育、雇用といった市民生活に直結する施策については、歩みをゆるめることなく、取り組んでまいります。




 地方創生総合戦略への取組についてであります。


 昨年、まち・ひと・しごと創生法が施行され、法に基づく総合戦略を策定し、施策を推進するため、1月29日に私を本部長とする「武雄市まち・ひと・しごと創生本部」を設置しました。

 来年度から5年間の政策目標や具体的施策を盛り込んだ「総合戦略」を今年秋までに策定することを予定しています。

 地方創生の時代はアイデア勝負の時代です。「自分たちの住んでいる町の未来は、自分たちでつくる」という声を大事にし、皆様のアイデアを広くお聞きし、地方創生に取り組みます。




 終わりになります。


 重ねて申し上げますが、小松市政の基本姿勢は「前進と対話」。市民の皆様との対話、そして市民の代表たる議員の皆様との議論なくしては、前進はありえません。今後とも、武雄市発展のため、議員の皆様のご支援、ご協力をお願いいたしまして、私からの提案事項説明とさせていただきます。


 本議会、どうぞよろしくお願いいたします。

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