No. 10

自然と人が織りなす 山間の隠れた絶景

#風景

西川登町の庭木地区の集落を抜け山道を進むと、突然視界が開き姿を現す広大なお茶畑。この緑の絨毯を「たけ推し!」してくれたのは西川登町に暮らす岸本寛子さん。

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西川登の神六山に抱かれた大自然の中に、人の手によって刻まれた緑の文様は、普段はお茶の生産者の方しか見ることがありません。

岸本さんも、「見ているだけ十分。非日常に浸ることで、心がリフレッシュされます。」と忙しい毎日から離れ、癒しを求めにこの風景を眺めにくるそうです。

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新茶の季節には、多くの生産者がお茶摘みを行い、ほのかな若葉の香りが畑一帯を包みます。岸本さんは、その香りから初夏の訪れを感じるそうです。

「この茶畑にしても、お茶そのものにしても、作っている人の顔が見える西川登のお茶が一番美味しい。」と岸本さんは言います。

「この風景をずっと残して欲しい。ペットボトルのお茶を飲むこともあるが、もっと多くの人に、急須でいれたお茶本来の味を知ってほしい。」その想いこそが、この風景をずっと守っていく方法なのかもしれません。

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