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今までもこれからも地元民の心のよりどころ、それが大聖寺
#風景
6月から7月にかけて市内外からアジサイを見に観光客が押し寄せる場所があります。それが通称「アジサイ寺」とも呼ばれる北方町杉岳山の大聖寺です。709年に僧行基が開基した寺で、不動明王と脇立二童子を安置する日本三大不動尊の一つです。

今回大聖寺を"推し"てくれたのは、北方町で飲食店を営む宮原俊恵さん。お店に食事に訪れるお客さんに「武雄市のおすすめの場所を教えて欲しい」と言われたら真っ先に大聖寺を紹介するそうです。

「大聖寺はアジサイの時期はもちろんですが、年中お客さんを連れてきても喜ばれます。ここからの景色は有明海まで見渡せる絶景なんですよ」と話す宮原さん。確かに見晴らしが最高です!

「昔からここでお参りをすると100%受験に受かるらしいという噂もあるほどご利益があるお寺なんです。それ以外にも日本一の古木と言われるマキの木や、モチノキとカシの木が一緒になった縁結びの木もご利益があると人気なんですよ」と話されるように、見ればそれぞれの願いを秘めた糸が所狭しと結んであります。



また、宮原さんにとって大聖寺は「地元住民の心のよりどころ」だそう。
「地元民は昔から何か願い事があれば大聖寺へ足を運んでいました。特に毎年2月の大祭には車が普及していない時代でも歩いてたくさんの参拝客が殺到していたんですよ。今までもこれからも地元民に親しまれ、愛される場所、それが大聖寺です。と語ってくれました。


山深く、長く急な坂道を抜けた先にやっと見えてくる大聖寺。それでも多くの人をとりこにするのは、絶景やご利益だけでなく、何か不思議な力が働いているような気がします。
宮原さんイチ押しの大聖寺にあなたも出かけてみませんか?