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武雄市と学校法人旭学園が大学設置に関する覚書を締結

投稿日:2023年02月15日(水)
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~ 最短2025年4月の開学をめざし、武雄市に4年制大学を設置 ~

武雄市は、令和5年2月15日、学校法人旭学園との新たな教育連携事業に関する包括連携協定締結を発表するとともに、学校法人旭学園より内田信子理事長、佐賀女子短期大学今村正治学長、武雄市小松政市長による締結式が執り行われました。

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大学設置構想について

共学の4年制大学
開学時期 最短で2025年4月
学部 2学部
  • 「韓国をはじめアジアのエンターテイメント、文化、政治、経済・経営など学ぶグローバル系の学部」
  • 「新しい時代教育課題に対応する教育プロフェッショナル人材を育成する学部」

※学部の詳細は令和5年4月に詳細を発表予定

収容定員 400名
キャンパス候補地 白岩体育館跡地(武雄市武雄町)

佐賀女子短期大学を母体とする分校的設置ではなく、大都市圏以外に拠点を置きながら、今後の教育ニーズに変化に対応する大学の新たなモデルを、地域自治体とともにつくっていくことを主眼とし、開学までのプロセスで「この街に大学があってよかった」という声を実現するための市民連携を図ってまいります。

同時に、世代を超えて学びたい人が誰でも学べる、学び直せる場(リカレント、リスキリング)の提供を重視。文化のまち武雄にふさわしい大学づくりめざして、市民の要望・期待を集め、教育文化団体、市民活動など連携しながら、新しい時代の地域に望まれる大学をめざすことともに、嬉野市や有田町なども含む佐賀西部地域全体にとっての学びの場として展開していきます。

学校法人 旭学園について

学校法人旭学園は創立126年を数え、佐賀市内で、佐賀県内で短期大学、高校、2つのこども園を経営。

協定締結までの経緯

佐賀女子短期大学では、今年度に入り将来構想を立案する中で、学生獲得、キャンパスの老朽化、短大の在り方などの課題解決のために4大や共学化した新大学の設置について検討。一緒に進めていくパートナーとなる自治体等を探していました。

また、武雄市でも、こどもの学ぶ選択肢の少なさ、人口減少などの解決策として、学校誘致を積極的に進めてきました。

そのような背景の中、令和4年4月の学長交代を契機に、包括連携協定(平成29年4月締結)に基づく新たな連携事業を進めるために、お互いの課題抽出や解決策等の協議を進めてきました。

その協議を進める中で、佐賀女子短期大学と武雄市の学校設置に関する意向が一致し本覚書締結に至っております。

武雄市の支援案

キャンパスの設計や設置費用の支援、教具の購入費等への支援、市有地の賃貸費用への支援、公共施設の供用、地域や自治体と連携した取り組みへの支援を想定しています。

また、令和5年2月20日付けで、旭学園との大学設置を進める専門の組織である「大学設置支援室」を設置します。

理事長・学長・市長コメント

学校法人旭学園 内田信子 理事長

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2013年まで佐賀女子高校の武雄校舎があった地に、再びご縁をいただいて、新しい夢を追いかけることができることを感慨深く思います。

教育のデバイスも進化し、またダイバーシティへの考え方も、この国全体に広がっていくと確信する中で、私たちは、性別や住んでる地域によって、何かを諦めるという時代ではないことを証明していくことが使命だと感じています。

ぜひ武雄市の皆さんとのひとつになっていくことはもちろん、長い歴史の中で教育に情熱を注ぎ、偉大な人物を輩出してきた佐賀のDNAを、佐賀県の皆さんとともに呼び覚ますきっかけにするべく、関係者の皆様のお力を借りながら、進めていきたいと存じます。


佐賀女子短期大学 今村正治 学長

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2022年4月以降、佐賀との縁をいただいてから感じたことは、教育熱心な県であるにも関わらず、佐賀県を見渡しても2つの4年制大学・3つの短期大学しかなく、学びたい学部がないなど、学びの選択肢の少なさがあった。佐賀の教育関係者に問われているこの課題に対し、県も県立大学構想を進めるなど、課題解決への機運が高まっている。ぜひさまざまな方々と連携し、我々の尽くすべき最善を考えていきたいと思います。

これから理想を現実にしていくための戦いがはじまります。私事だが、かつて大分で何もない原っぱだった場所に、これまで日本になかった国際大学をつくった経験でいえば、地域の方々や、思いを同じくする方々が集まれば、必ず新しい風景を一緒に見ることができると信じています。

旭学園が擁する佐賀女子短期大学では、「常識を打ち破る」ような客員教授の招聘などその実行を少しずつはじめ、学びの機会を拡大しています。市民の皆さんへも様々な刺激となるような大学づくりに一緒に取り組んでいきたいと考えています。

武雄市 小松政 市長 コメント

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佐賀県西部エリアには大学が設置されておらず、子どもたちが夢を実現できる選択肢を増やしていくことが必要だと考え、市長2期目より学校誘致に積極的に動いてきました。武雄市で初めての大学設置を発表できて感無量です。旭学園様はじめ、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

この大学設置を、子どもたちの教育機会の拡大や定住人口増によるまちの活性化、大学の知見を地域に活かすなどにつなげていきます。

大学設置により、多様性を大事にして一人一人の個性が輝く時代の一歩先を行く人づくりが、ここ武雄でできればと夢を描いています。また、アジアや日本の交流や相互理解や共生がこの場所から始まる姿であったり、地域と大学がオープンになり共に成長していくような姿を描いています。

今後、旭学園様はじめ関係者の皆さまと協力して大学設置を進めてまいります。

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お問合せ

武雄市企画部企画政策課 大学設置支援室

TEL:0954-23-9325

kikaku@city.takeo.lg.jp