No. 60

1冊の本との出会いが 陶芸家としての原点

#武雄人の本棚

たった1冊の本が、師となることもあります。

武雄市山内町にある亀翁窯の古賀末廣さんが出会った『陶芸入門』は、古賀さんにとってまさに焼き物の先生のような本でした。

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実は、福岡生まれの古賀さん。7歳の頃に移り住んだ武雄の家の畑では、耕した土の中からいくつもの陶片が。

父親の畑仕事の手伝いとして拾っていた陶片でしたが、拾い集めるうちに焼き物に興味を持ったそう。

焼き物の道を志し、工業高校の窯業科に進学。当時、陶芸技術を学ぶ生徒はほとんどいませんでした。

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自力で学ぶために、アルバイトして購入したのが『陶芸入門』。

「授業の教科書は忘れても、この本は肌身離さず持ち歩いてました(笑)」と古賀さん。

学生時代から手元に置くこの本は、今も師として古賀さんの作品づくりを支えています。


この記事は、武雄市図書館公式インスタグラムで連載中の「武雄で、本に出会う物語」と連動してお届けしています。

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