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武雄市高オレイン酸大豆活用チャレンジ説明会

令和3年6月28日、市内商工事業者を対象に高オレイン酸大豆の概要や特徴、開発・生産に尽力されてきた方々の思いや期待を共有し、大豆の高付加価値化や地産地消につなげていくため、「武雄市 高オレイン酸大豆活用チャレンジ説明会」を開催しました。

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説明会では最初に、高オレイン酸大豆の開発に携わった佐賀大学農学部の渡邊先生が、佐賀大学が長年の研究成果として開発に成功した経緯を説明。「オレイン酸含有量が80%以上あり遺伝子組み換えでない大豆はそれまで作られたことがなく、大豆の特性を大きく変える可能性がある。長年の研究開発に加え、県やJA、農家の皆様のご協力とご尽力があってようやく流通に耐えうる量の生産が可能になった。新しい商品開発の一助となり、長く活用いただける品種になってほしい。」と高オレイン酸大豆の特性と期待についてお話されました。

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また、共同研究者で流通を担われている(株)森光商店の橋爪様・樋口様が「佐賀大学と共同研究を始めて、約40年を費やしてできたのがこの大豆。オレイン酸は一価不飽和脂肪酸の一種で、血中の悪玉コレステロールを減らすことや抗酸化作用があることで知られている。食味的にも大豆臭さが少なく、賞味期限が延びる分析結果も出ている。日本でできた、非遺伝子組み換えの、ここにしかない大豆。ぜひいろんな新商品を検討していただき、これからの健康な社会づくりに貢献していただきたい。」とマーケットから見た高オレイン酸大豆の特徴と加工適性について説明されました。

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高オレイン酸大豆の栽培・普及に取り組むJAさが武雄杵島営農経済センターの山下様からは、「武雄ブランドとして育てられればと思い、武雄市内での生産に乗り出した。安定供給を目指し農家さんの協力のもとチャレンジを進めている。ぜひ商工業者の皆様には高オレイン酸大豆の知名度をあげるご尽力を、生産者を代表してお願いしたい。」と話がありました。

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参加された事業者の皆様からは、「賞味期限が延びることについては、大きな期待。オレイン酸そのものがまだ知名度が低いので、知名度を高めるアクションをここに関わる全ての方々がそれぞれの現場で広げていただくことで、取組が実になっていく。」「高オレイン酸大豆を使って様々な商品をつくり、武雄市を美容・健康・長寿のまちにしたい。」「試作の豆乳を飲んだが、大変飲みやすく、機能性もあり、一般受けすると感じた。学校給食での活用など地元消費を拡大しながら、観光面でもPRし、市やJAと一緒になって取り組んでいきたい」などの意見が出ました。

今後も武雄市では、佐賀生まれの素晴らしい大豆について、開発・生産のチャレンジにつづく、活用のチャレンジを官民一体となって挑戦していきます。武雄産高オレイン酸大豆の今後にご注目ください!

お問い合わせ

武雄市 営業部 農林課

TEL:0954-23-9335

E-mailnourin@city.takeo.lg.jp