No. 04

「また来るよ!」の一言が最高の贈り物

#出かける

86歳にしてボランティア観光ガイドを努める清水達也さん。70歳からガイドをはじめ今年で16年になるベテランガイドです。

武雄の観光を知り尽くした清水さんの「たけ推し!」は「隠れた観光名所」の数々。「武雄には市民の方にもあまり知られていない観光名所が沢山あるんです。」と語ります。

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武雄の観光名所と言えばまず最初に思い浮かぶのが「武雄温泉楼門」。その楼門を正面に見て左脇にひそっりと立つ石柱を指差し「ここに武雄の道路の原点・武雄町道路原元標があります。設計者・辰野金吾や覆輪目地、干支などで共通点の多い東京駅にも、鉄道路線の始点を表す標識が鉄道ゼロ㎞ポストという標識があり、共通点を感じます。」と清水さん。

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楼門を潜り抜けると、左手にそびえる桜山を眺めながら、「頂上の屏風岩をよく見ると、岩が浮いてるでしょ。落ちそうで落ちない岩なんです。その昔、私が学生の頃、落第しないようにと仲間5人であの岩まで登ったことがあるんですよ。」と武雄の隠れたパワースポットを教えてくれました。

その他にも武雄温泉の周りを案内いただいただけでも、「大正天皇が入られる予定だった幻の浴槽」や「新館設計時、辰野博士の度重なる設計変更に困った左官さんが残した"トリケシ"の文字」など、まだまだ知られていないエピソードが続々と出てきます。

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こんな豊富な知識の源は、ライフワークという歴史の勉強によるもの。「日常では見過ごしがちなモノを掘り起こすのがガイドの仕事。武雄ならではの知られていないものを再認識してもらい、次世代に伝えていきたい。」とまだまだ意欲十分です。

「また来るよ!」の一言が最高の贈り物と笑顔で語ってくれた清水さん。こんな素敵なガイドさんと巡る旅。

これも「たけ推し!」。

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