No. 11

笑うも泣くも自分次第 子供たちに自然の楽しさと厳しさを

#出かける

約30年前に兵庫県から武雄市に移住された宮崎正信さん。現在は、佐賀県立宇宙科学館近く池の内湖のほとりでペンションピクニックを経営されています。

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今回宮崎さんが「たけ推し!」するのは、そのピクニックの隣にある冒険遊び場「こんねくんね」。ちなみにこの「こんね」「くんね」、佐賀弁ではどちらも「来てみてください」という意味。

「保養村の自然を守りたい、それを活かして子どもたちに自然の楽しさや厳しさにふれてほしい。」そんな熱い思いで地元の皆さんと形にされたのが「こんねくんね」。ここでは手づくりの遊具で遊べるだけでなく、指導員さんと一緒に自己責任のもと、集めた木片などを材料に、のこぎりやかなづちを用いてものづくりもできます。そうして出来上がったのがベンチチェアーやシーソーなど。

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子どもたちがものづくりをする中で「あぶないな。」とか「こうしたらいいのにな。」と思うこともしばしば。自分で考え、緊張感・責任感を持って自然を楽しんでもらうために、あえてそこに口を出さない指導員さんもいる中、「聞かれたら教えるんだけどな。」と葛藤ぎみの宮崎さん。しかし、「失敗することで覚えることもある。」と自分に言い聞かせ、子どもたちに自由気ままに元気に遊べる場所を提供しています。

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「大人にこそ遊んでほしい。親が知らないことを子どもには伝えられないですよね。」とも話す宮崎さん。親にもこの場所を楽しんでもらい、子どもをリードして知識・知恵・技術の橋渡しをしてもらいたい、そんな思いがこもった言葉でした。

作られたもの、安全なものであふれている「今」。そんな中で子どもたちに自然いっぱいでアクティブな経験をさせてくれる宮崎さん、「たけ推し!」いただきました。

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この「たけ推し!」をもっと知る

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