No. 32

温かみのある観光ガイドは 地元市民ならでは

#出かける

武雄温泉街で旅館東洋館を営む江口敬子女将(上写真左)の「たけ推し!」は観光ボランティアガイドの皆さん。

武雄のことを一番よく知っているのは、地元の皆さん。そんな皆さんに武雄の魅力を案内してもらうというものが、この観光ボランティアガイドの仕組み。武雄温泉楼門周辺や三樹の大楠周辺、九州オルレ武雄コースなどの魅力あるコースがあり、観光客とともに黄色のジャンパーを羽織り、市内を駆け廻ります。

東洋館にほど近い武雄温泉楼門の2階で、人情味のあるガイドで観光客をほっこりさせている様子が江口さんのお気に入り。みんなの笑顔があふれます。この楼門ガイドは毎朝9時から10時までの1時間(火曜を除く)実施しておりますのでお聞き逃しなく。

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「旅館に泊まられた観光客の方によくおすすめしています。チェックアウトしてからのちょっとした時間のすごし方に最高だと思います。ガイドさんごとに話のバリエーションが違うところが面白いですし、同じガイドさんでも聞き手が違うと、違う話が出てくるんですよ。知識の豊富さに感激します。」

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楼門の2階には東京駅の天井にある8つの干支の残りと考えられる4つの干支が描かれています。この関係性が今から約5年前に発見され、話題になり、この見学ガイドが多くの観光客でにぎわうようになりました。

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この日のガイドは松本恵津子さん。「東京駅の方が楼門より早く着工されました。もともとは楼門が先に着工される予定だったのですが...」と流暢な案内。楼門の話から始まり、「せっかくだから武雄の大楠も見ていってください」と街中の案内にまで、話はどんどん広がります。

最初は先生から学び、知識を身につけたというガイドの松本さん。人と出会えることが楽しくて、今では「お客さんを喜ばせたい」という気持ちが、勉強するための原動力になっているのだとか。手持ち資料は大切に使いこまれてクシャクシャになっているものの、松本さんの優しい人柄とガイドに対する熱い気持ちを感じます。

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楼門2階は、ガイドさんの話を聞く観光客の驚きと笑顔で終始和やか。

「朝風呂の帰りや、旅館のチェックアウト後、気軽に楽しめる場所だと思います。ただ見て楽しむだけでなく、ぜひガイドさんの話に耳を傾けてください!」と江口さんは推しの一言。

観光しながら、武雄の人の温かさを感じてみてはいかがでしょう。

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