武雄の美しい四季折々の自然、
棚田の広がる山里の景色。
映像作家の永川さんが「武雄の原風景」を
動画におさめてくれました。
なんだか懐かしい田舎の原風景が
残る武雄は「心の原風景」。

豊かな水、緑あふれる美しい「田園風景」。武雄のシンボルであり、神が隠れ住まう山「御船山」。奇岩・岩峰がそそり立つ「黒髪山」。735年(天平7年)までさかのぼり、様々な歴史の中で重要な役割を果たしてきた「武雄神社」。そこから竹林に囲まれた小道を奥に進むと、悠々と地に根を張りそびえる樹齢3000年の「武雄の大楠」。大楠に至るまでのもみじ若葉、竹林も思わず立ち止まってしまう神秘的なロケーション。

さまざまな表情をみせる「武雄の原風景」には、郷愁を誘う「心の原風景」が広がります。

永川優樹
映像作家
永川祐樹(えいかわ・ゆうき)
1978 年長崎県生まれ。九州大学大学院修了後、電通へ入社。 地域ブランドやローカルメディアの研究開発に携わる。2010 年、電通を退社し、 国内外の都市生活・自然環境を映像資産として記録するプロジェクト「WORLD ‒ CRUISE」を開始。 YouTube で公開した映像は世界中で話題になり、Yahoo! JAPAN Internet Creative Award 2011 グランプリを受賞。 現在は航空会社や自治体のプロジェクトに参画し、ツーリズムや都市計画と連動 した映像制作、および次世代ローカルメディアの開発に取り組んでいる。
御船山

御船山

御船山は、その姿が唐船に似ていることから唐船山とも呼ばれています。その御船山の断崖を借景にした御船山楽園には、春の2千本の桜、20万本のツツジをはじめ四季折々で見事な景観がつくられ、季節に応じたイベントで多くの人を魅了しています。また、東山麓の御船ヶ丘梅林には、2月中旬~3月上旬にかけて一目1万本もの梅が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。
武雄の大楠

武雄の大楠

全国巨木ランキング第7位にランクし、樹齢3000年以上と推定され、市の天然記念物に指定されています。樹高約30m、幹回り約20mで、象の足を思わせる根元がごつごつした樹皮に覆われ、その中央が地表近くで口を開けています。広さおよそ12畳の内部には、天神が祀られています。武雄神社の御神木でパワースポットとしても人気です。
黒髪山

黒髪山

至るところに奇岩・巨岩がそびえたつ黒髪山。その特異な景観は古代の火山の噴出によるものとされています。(諸説あり) カネコシダ(国指定天然記念物)やクロカミランなど珍しい植物の宝庫で、「21世紀に残したい日本の自然百選」にも選ばれています。また天童岩に巻きついた大蛇を鎮西八郎為朝が退治した伝説も残っています。
武雄神社

武雄神社

武雄神社は、御船山の東麓にあって、市内で最も古い神社で、武内宿禰(たけうちのすくね)を主神とし、平安時代中期から室町時代末期にかけての古文書(国指定重要文化財)が残っているほど由緒ある神社です。また、鳥居は肥前鳥居と呼ばれ、バナナのような形をしたユニークなもので、石造文化史上でも大変貴重とされています。毎年10月23日には流鏑馬が奉納されており、武雄の秋の風物詩となっています。
田園風景

田園風景

何気ない美しい秋の「黄金に輝く田園風景」。春の田んぼは、周りの新緑の山々と田んぼの麦秋のコントラストがとても美しいです。夏は、青々とした稲のじゅうたんに風がそよぎ、さざ波が走ります。秋は、たわわに実った黄金の田園が心も豊かにしてくれます。