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本からはじまった、宇宙への想い
#武雄人の本棚
武雄市にある佐賀県宇宙科学館ゆめぎんがの館長を務めている渡辺勝巳さんが選んだ1冊は、『宇宙ロケット』。
まだ高校生だった渡辺さんは、この本と出会い大きな衝撃を受けました。
「中学生が習う数学理論で書かれているので、ロケットの仕組みがよく分かりました。」とその魅力を語ります。
当時の宇宙ファンが愛読していた日本宇宙旅行協会出版の機関紙をまとめた本で、宇宙にすっかり魅了された渡辺さんは、その後の人生でNASDA、JAXA、日本宇宙フォーラムに所属し40年以上にわたって宇宙開発の魅力を伝える事となります。
「僕の宇宙愛は、ブルーバックスで書いた『完全図解・宇宙手帳』という本に詰まっていますのでそちらを読んでください(笑)」と渡辺さん。
館長を務める今も、宇宙の魅力を発信し続けています。
出会った書籍
- 原田 三夫,新羅 一郎 共著『宇宙ロケット』共立出版
- 渡辺 勝巳著 『完全図解・宇宙手帳』講談社
この記事は、武雄市図書館公式インスタグラムで連載中の「武雄で、本に出会う物語」と連動してお届けしています。