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武雄市図書館・歴史資料館 蘭学館ミニ企画展『写真に観る武雄』のご案内

投稿日:2010年10月22日(金)

武雄市図書館・歴史資料館では、武雄の歴史資料を様々な視点から紹介する「蘭学館ミニ企画展」を開催しています。

今回のミニ企画展では、江戸末期に輸入され、その後も飛躍的な進化を続け、様々な人々や風景を写し記録してきた写真について、武雄に残る資料とともにみていきたいと思います。

 一般に、写真機が日本に輸入されたのは、嘉永元(1847)年に長崎出島に渡来したダゲレオタイプ機材一式を長崎の時計技師・上野俊之丞が買い付けたのが初めとされています。『長崎方控』(武雄鍋島家資料)によると、武雄28代領主鍋島茂義もまた、この頃に写真に興味を抱いており、いち早く写真機導入を図っていたことを窺い知ることができます。
 江戸末期になると下岡蓮杖や上野俊之丞の子である上野彦馬が写真師として開業し、武雄からも木々津又六が彦馬のもとで写真術を学ぶようになります。