熱中症にご注意ください

7月に入ると、気温が30度を超える日が増えてきます。また、熱中症による救急搬送も急増します。
昼間に運動や作業を行う場合は、こまめな水分補給と休息に心がけるなど、熱中症の予防対策を徹底してください。
熱中症の予防対策
こまめな水分・塩分補給
たくさん汗をかくときは、定期的な水分補給が必要です。のどが渇いたと感じる前に飲むことが重要です。
汗をかくと体の中の塩分も失われるので、水100mlに塩を半つまみ入れた約0.2%の食塩水や、スポーツドリンクが適しています。
特に、部活動などの場合は、責任者が定期的に水分補給の時間を設ける「強制飲水」を実施してください。
風通しの良い軽い衣服
軽く、吸湿性や通気性のよい素材の衣服を身につけて作業や運動をしましょう。
屋外での作業や運動の場合は、直射日光による熱を吸収しにくい白や淡い色の衣服が適しています。日射病を防ぐために、つばの大きい帽子をかぶることも大切です。
お年寄り、小児、幼児は特に注意
お年寄り、小児、幼児は汗をかいて体温を調整する機能が上手く働かないため、特に注意が必要です。
お年寄りは、喉の渇きを感じにくくなります。のどが渇く前に水分を補給することが必要です。
小児、幼児の場合、保護者が十分に注意しながら、定期的に水分を与えることが必要です。
急な運動は厳禁
熱中症は、体が環境や体の発熱に慣れていないときに起きやすくなっています。
急に熱くなったときは、軽い運動から始めて、体を暑さに少しずつ馴らしていくことが大切です。
熱中症の症状と重症度
熱中症の症状と重症度の目安は次のとおりです。
熱中症がおこると、体の中では脳の血流の低下、発汗による塩分などの電解質の低下、対応調節機能の破綻といった状態になっています。
熱中症は重症度の判定が難しいので、迷ったときは早めに医療機関を受診してください。
I度(軽症)
- 症状:めまい、たちくらみ、筋肉のこわばり、こむら返り、大量の発汗
- 治療の必要性:現場での応急処置で対応可能
II度(中等症)
- 症状:頭痛、嘔吐、脱力感
- 治療の必要性:医療機関を受診して治療
III度(重症)
- 症状:意識がない、痙攣、手足の運動障害(がくがくして歩くことができない)
- 治療の必要性:入院して集中治療が必要
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