光化学オキシダント・PM2.5に気を付けましょう
投稿日:2014年05月09日(金)
春から秋にかけての晴れた日に、光化学オキシダント・PM2.5の濃度が上昇する傾向がみられます。
ニュースや新聞、県のホームページの光化学オキシダントに関する情報に気を付けて行動しましょう。
光化学オキシダント(光化学スモッグ)について
- 光化学オキシダントとは、自動車の排気ガスや工場の煙に含まれる大気汚染物質が太陽の紫外線を受けて化学反応を起こすことにより発生する物質のことをいいます。
- 高濃度になると目がチカチカ、ショボショボする・涙が出る・のどが痛む・咳が出るなどの症状が現れることがあります。子どもや高齢の方、体が弱い方は、特にご注意ください。
PM2.5(微小粒子状物質)について
PM2.5とは、大気中に浮遊している2.5μm以下の微小粒子のことで、自動車の排気ガスや空気中のガスの化学反応に由来する粒子であると推測されています。非常に小さいので肺の奥深くまで入りやすく、ぜん息や気管支炎など呼吸疾患や循環器系へ影響を与えると考えられています。
県の測定
佐賀県の環境課では県内12か所で光化学オキシダント・PM2.5の測定を行っており、その結果は、県のホームページで確認することができます。(テレビのニュースで放送している局もあります)
県の注意報・注意喚起
- 光化学オキシダントの一時間値が0.12ppmを超え、その状態が継続するおそれがあると佐賀県が「注意報」を発令した場合。
- PM2.5の濃度が、1日平均値で70μg/m3を超えると予想されたとき(午前5時~午前7時の一時間値の平均が上記の測定局のいずれかで85μg/m3を超えた場合)又は、(午前5時~正午12時の一時間値の平均が上記の測定局のいずれかで85μg/m3を超えた場合)には、午前7時30分と午後12時30分を目途に注意喚起を行います。
- これらの場合は、報道機関、県ホームページ、「防災ネットあんあん」、市町や関係機関等を通じて、県内にお知らせをすることになっています。
武雄市からのお知らせ
佐賀県が光化学オキシダントの注意報、PM2.5の注意喚起を行った場合には、武雄市では市の関係施設に連絡するほか、市内の皆様には防災無線でお知らせをいたします。
注意報・注意喚起があったときの行動の目安
行動の目安として、県は環境省の暫定指針に基づき次のことをお勧めしています。
- 不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす。
- 屋内でも換気や窓の開閉を必要最小限にするなどにより、外気の屋内への侵入をできるだけ少なくする。
- 目やのどが痛くなったら、洗顔、洗眼、うがいを行う。また、症状が回復しないときやひどい場合は、医師の診察を受けましょう。
- 呼吸器系や循環器系疾患のある方、小児、高齢者の方は、一般の方に比べて影響が出やすく、個人差も大きいと考えられるので、体調に応じて、より慎重に行動する。
なお、これらは目安ですので、各個人の体調や事情によりご判断をお願いします。
関連リンク
佐賀県のホームページ「光化学オキシダント・PM2.5の常時監視測定を行っています」
お問い合わせ
武雄市まちづくり部 環境課
TEL:(0954)36-2506
佐賀県環境センター
TEL:(0952)30-1616