武雄市図書館・歴史資料館企画展「西洋の絵画と西洋の青」
江戸時代後期の佐賀藩武雄領の領主鍋島茂義(1800〜1862)の時代に主に収集されたコレクション(「武雄鍋島家洋学関係資料」として、2,224点が国重要文化財に指定)の中に、西洋からもたらされたプルシアンブルー、ウルトラマリンブルーという鮮やかな青の絵具があります。
この2つの絵具はいずれも、18〜19世紀のヨーロッパで人工的に合成された青で、本来、アフガニスタンで産出される鉱石ラピスラズリを砕いて精製される高価なウルトラマリンブルーの代用色として、急速に普及した人工色でした。
こうした西洋の青が日本にもたらされたことで、日本の絵画における青色表現は画期的な進歩を遂げ、同時に西洋絵画の技法ももたらされたことは、近世後期の日本絵画に大きな影響を与えたといわれます。
武雄市図書館・歴史資料館では、武雄に残された西欧の青(プルシアンブルー、ウルトラマリンブルー)を中心に、秋田蘭画や長崎の蘭画を併せて紹介する展覧会を行います。
ぜひ、お越しください!
期間
平成30年10月27日(土)〜11月25日(日)
※開館時間について
- 日曜日〜木曜日・・・9時〜18時
- 金曜日〜土曜日・・・9時〜21時
会場
武雄市図書館・歴史資料館
(〒843−0024 佐賀県武雄市大字武雄5304番地1)
観覧料
無料
関連イベント
ギャラリートーク
10月28日(日)、11月3日(土)、11月11日(日)、11月23日(金)
14時〜(30分程度)
お問合せ
武雄市図書館・歴史資料館 歴史資料係
TEL:0954-28-9105