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「武雄市文化のまちづくり構想」を策定しています。

投稿日:2021年07月15日(木)

旧武雄市において、平成73月に「市民文化の森構想」が策定されたのをご存知ですか?「市民文化の森」を拠点に、すべての市民が自己の能力を伸ばし十分発揮できる、人間性豊かで潤いのある市民生活を実現することを目的とし定めた構想です。

この策定から27年が経過し、様々な社会環境の変化がありました。文化会館は開館から40年以上経過し、耐震不足、老朽化などの課題があり再整備が必要な状況です。これを機に「武雄の文化」について、もう一度原点から考えて次の時代につなげていくことが今求められています。

「文化のまちづくり構想」について

変わっていく時代の中、新しい文化の創造、文化によるまちの賑わいの創出が必要であり、新文化会館整備準備室(文化課内)では、令和3年度中に新たに「文化のまちづくり構想」の策定を予定しております。

構想策定にあたり、文化のまちづくりの考え方における4つの観点から、市民の皆さんの意見を踏まえながら進めていきます。

文化エリアの設定と方向性

・文化の敷居を下げて、誰もが気軽に利用できる空間づくり

・将来を見据えた、幅広い世代の利用

・武雄が有する文化的・歴史的資源の魅力化

各町地域文化との連携

・文化エリアと地域文化(伝統芸能、サークル活動など)との連携

・市全体での文化・交流・学習活動を推進し、地域間交流を促進

白岩運動公園、まちなかなど周辺エリアとの連動

・文化エリアと周辺エリアとの連動により回遊性を高め、市民が一日中楽しく過ごせる空間づくり

・市外からの誘客を促進し、滞在時間を延ばすことで経済的発展を促す

西九州の文化のハブ都市

・文化面においても、立地的優位性を活かし、西九州エリアの文化交流拠点としての形成を目指す

市民アンケート調査を行っています

市民の皆さんの文化活動への興味や関心、武雄市の文化を取り巻く環境についてのアンケート調査を実施しています。
スマートフォンから簡単に回答できるアンケートです。ぜひ皆さまの文化に対するご意見をお聞かせください。
実施期間:令和3年10月20日(水)まで

文化を「デザイン」する会議を行っています!

「武雄市文化のまちづくりデザイン会議」とは

文化のまちづくり構想策定にあたり、専門知識と経験をもった方々に武雄の文化を今後どうデザインしていくかを活発に議論していただく会議を行っています。  

メンバーは文化、観光、商工団体、飲食、陶芸、スポーツ関係者など16名の委員で構成されており、全6回の会議を経て、委員の皆さんの意見を反映させた構想策定を目指します。

1回会議では「文化とは何か」について議論しました

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1回目は「文化とは何か?」というテーマで、文化会館や市民文化の森構想についてお伝えし、「武雄の歴史と文化について」川副義敦氏に講話をいただきました。講話を受け、各委員が考える「文化」について意見交換を行いました。その結果文化とは「人と人とをつなげるもの」、「人生に彩りを与えるもの」、「人のキャパシティーを広げていくもの」など様々な意見が出されました。

開催日時:令和3525日(火)

開催場所:武雄市文化会館 ミーティングホール

テ ー マ:「文化とは何か」

詳しい議事録はこちら

20210525会議録(第1回武雄市文化のまちづくりデザイン会議).pdf

2回会議では「文化によるまちのにぎわい創出」について議論しました

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第2回会議では、顧問である金沢21世紀美術館元副館長黒澤伸氏に「文化によるまちの賑わい創出~金沢市の場合~」について講話をいただきました。

それを受けて委員の皆さんに武雄に今ある強みと、今後まちのにぎわい創出に何が必要であるかをワークショップ形式で話し合ってもらいました。

開催日時:令和376日(火)

開催場所:武雄市役所 全員協議会室

テ ー マ:「文化によるまちのにぎわいの創出について」

詳しい会議録はこちら

20210706会議録(第2回武雄市文化のまちづくりデザイン会議).pd

第3回会議では「新しい文化(活動)と人づくり、まちの回遊性と賑わい創出」について議論しました

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第3回会議では、これまでの会議で出た意見を参考に想定した「文化のまちづくり構想」の基本方針の考え方や方向性を確認しました。

その後2グループに分かれ、構想の柱となる「新しい文化(活動)と人づくり」、「まちの回遊性と賑わい創出」の2つをテーマにディスカッションを行いました。

ディスカッションの参考情報としてハブ都市・新幹線課から西九州新幹線開通後の新たな武雄の可能性についての紹介もあり、これまで以上に活発な議論となりました。

開催日時:令和3年9月24日(金)

開催場所:武雄市文化会館 大集会室B

テ ー マ:「第2回までの振り返りとディスカッション」

詳しい会議録はこちら

20210924会議録(第3回武雄市文化のまちづくりデザイン会議).pdf

第4回会議では「構想骨子案・新しい文化エリアの設定と施策」について議論しました

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第4回会議では、第3回までを振り返りつつ、委員の皆さんの意見を受けて考えた構想骨子案の提案として、2つの柱、4つの施策の方向性を提案しました。

また構想骨子において新たに設定する新文化エリアと周辺エリアについて提案し、それぞれ今後の展望について2グループに分かれたディスカッションを行いました。

その後、構想骨子における「誰もが主人公になれる」文化を生かしたまちを目指すうえで武雄においてはどんな取り組みが出来るかを、延岡市駅前複合施設エンクロス(宮崎県延岡市)における新しい市民活動ついての取り組み事例を参考にディスカッションしました。

構想の中身について具体的な議論がなされ「文化」をテーマにどんなまちを目指すのか、より核心に迫る会議となりました。

開催日時:令和3年10月25日(月)

開催場所:武雄市文化会館 大集会室B

テ ー マ:「構想骨子案・新しい文化エリアの設定とディスカッション」

詳しい会議録はこちら

20211025会議録(第4回武雄市文化のまちづくりデザイン会議).pdf

第5回会議では「構想骨子修正案と具体的事業」について議論しました

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文化の木イメージ.pdf

第5回会議は、武雄の文化を感じながら議論する雰囲気づくりのため如蘭塾の迎賓館で行い、如蘭塾の歴史や意義について委員自身も学ぶ機会となりました。会議の中では、第4回の会議でいただいた意見を反映した新たな構想骨子修正案とそこから導いた具体的事業を示し、それぞれの内容を確認しながらさらなる議論を行いました。

また今回文化を生かしたまちづくりについての分かりやすいイメージが必要と考え、市民自らの手で「文化の木」を育てていくまちづくりのイメージを共有しました。文化の木を育てて新たなまちづくりを行う上でも、その中心となる文化施設が必要であることを確認しました。

そのためのディスカッションとして、新たな文化施設に求められる機能とはどんなものか、2つのグループに分かれて話し合いました。ディスカッションでは「自由に使える」「気軽に集える」「交流が生まれる」「芸術美術作品が鑑賞できる」など多くの意見が出されました。

構想の内容がより具体的になった、重要な議論の場となりました。

開催日時:令和3年11月22日(月)

開催場所:如蘭塾 迎賓館

テ ー マ:「構想骨子修正案・具体的事業についての検討とディスカッション」

詳しい会議録はこちら

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第6回会議では「構想本文とタイトル案について」について議論しました

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第6回会議は、前回会議で意見の出た具体的な事業について再度整理を行い、3つの基本理念、3本の取り組みの柱、6つの目標、それに対する12の施策、それぞれの施策に対してより具体化した30の取り組み内容を記した構想本文の内容を確認しました。

その中で27年前の文化の森構想と見比べつつ、今回の文化のまちづくり構想の特徴は何か、それぞれの委員からの意見を募り、「新たな文化が生まれていく」「文化がまちのにぎわいにつながる」「市民の自発的な参画が進んでいく」などの意見が挙げられました。

最後にこの構想につけるべきタイトルについて事務局より5案提案し、各委員からの意見を募りました。

今回の会議での意見を組み込んだうえで構想本文を仕上げ、次回最終回の会議で最終確認を行います。

開催日時:令和3年12月24日(金)

開催場所:武雄市文化会館 大集会室B 

テ ー マ:「構想本文とタイトル案について」

詳しい会議録はこちら

20211224会議録(第6回武雄市文化のまちづくりデザイン会議).pdf

第7回会議では「構想タイトルと本文修正案・概要版」について議論しました

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第7回会議は、前回会議での意見を踏まえて修正を加えた構想本文と構想概要版についての最終の内容確認を行いました。

会議として議論できる最終の機会であったため、改めて12の施策についての12の事業案の内容を確認した上で、この構想につけるべきタイトルとして前回提案した5案の中から、「まちの進化論」に決定しました。

構想内では具体的な事業案として、市内各所でプロや市民の文化芸術作品の展示を行い、まちじゅうでアートを感じられる雰囲気づくりを行う「まちじゅうアートプロジェクト」や、西九州新幹線開業をきっかけとした周辺市町との文化的連携強化や文化芸術の大会・合宿誘致などを想定する「文化のハブ都市化」などが提案されています。

この構想は文化のまちづくりデザイン会議からの構想案として1月21日にデザインから市長へ提出されます。

開催日時:令和3年1月12日(水)

開催場所:武雄市文化会館 大集会室A

テ ー マ:「構想タイトルと本文修正案・概要版について」

詳しい会議録はこちら

20220112会議録(第7回武雄市文化のまちづくりデザイン会議).pdf

令和4年1月21日に武雄市文化のまちづくりデザイン会議から武雄市長に「まちの進化論(武雄市文化のまちづくり構想案)」を提出しました

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昨年より7回にわたり、武雄の「文化」を活かしたまちづくりについての議論を重ね、最終的に確定した「まちの進化論(武雄市文化のまちづくり構想案)」を1月21日、文化会館の大楠にて、武雄市長へ提出しました。

この構想案の中には、デザイン会議で設定した新たなまちづくりの基本理念「もっと開かれた もっと関われる もっとつながれる 文化が生きるまち」から展開した、3つの柱、6つの目標、12の施策を記載し、具体的な事業案として「まちじゅうアートプロジェクト」や、「文化のハブ都市化」など12の取り組みを提案しています。

各委員から市長へ、この構想へ込めた思いや、今後目指すべきまちの姿についての意見を述べ、それに対し市長からは「これは新たなまちづくりの始まりとなる。行政も市民も一体となって取り組んでいきたい」との前向きな返答をいただきました。

今後は市民から意見を募るパブリックコメントが実施され、その後、市の構想として策定される予定です。

お問合せ

武雄市 新文化会館整備準備室

☎0954-23-9181

Email:bunka@city.takeo