市長提案事項説明要旨

おはようございます。武雄市議会定例会の開会にあたり、一言ご挨拶申し上げます。 まず、 水道料金の負担軽減についてであります。

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人間が生命を維持するために必要なものは、空気、水、体温などと言われています。水は私たちが生きていく上で極めて大切なものであります。
そして、安全な水道水を安定的に利用できるということは、私たちが安心して暮らしていく上で不可欠なことであります。

本市を含む7市町が加盟する佐賀西部広域水道企業団では、人口減少や物価高騰の影響による事業費の増加や老朽化する施設・管路の改修などにより運営の厳しさが増しています。このような中、持続可能な運営を維持し、安全で安心な水道水の供給をこれからも続けていくため、令和8年4月から7市町での水道料金の統一と改定が行われます。改定にあたり、本市においては、一人暮らしの高齢者や少量の水道水を使用する世帯への配慮を企業団に対し強く求め、その結果、それらの方々に配慮された料金体系となりました。しかしながら、新たな料金体系では、これまで本市になかった水道メーターの口径の大きさで基本料金を区分する仕組みが導入されることから、水道の使用量が少ない方で20ミリ以上の口径を設置されている家庭や施設においては、これまでと使用量が変わらない場合でも、水道料金が大きく上昇することになります。そこで、本市では、水道料金の負担軽減を図るため、現在使用されている20ミリ以上の口径から使用量に見合った小さな口径に取り替える費用に対する補助制度を市独自で新設します。あわせて、水道料金改定の影響がある市営住宅等の水道メーターの口径を見直し、入居者の水道料金の負担軽減につなげてまいります。
使用量に見合った適切な口径への見直しを進めることで、市民の水道料金の負担軽減につなげてまいります。

今後も引き続き、公共料金や物価の高騰状況を注視し、市民の暮らしを守るための対策を迅速かつ機動的に行ってまいります。

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治水対策についてであります。

大雨による被害を二度と起こさないため、治水対策を強力に進めることが重要であります。

本年3月に策定された六角川流域水害対策計画に基づく、浸水被害軽減に向けた遊水地事業については、国と連携し、地域との意見交換会を実施しています。地域の方々のご意見を大切にしながら事業の早期具体化を目指します。
また、6月の大雨で道路冠水などが発生した東川流域の高頻度洪水対策については、浸水頻度を減らす対策とその効果の調査等を国県と連携して進め、早期の浸水解消を目指します。

市独自で進める武雄市「ためるプロジェクト」においては、市役所東側にある一の坪公園に、約220トンの雨水を一時的に貯留できる地下貯留槽を来年の出水期までに完成させることを目指します。公園の周辺及び下流域への雨水流出を一時的に抑制させることで、市街地の浸水被害の軽減を図ってまいります。 また、永島地区の遊水公園の整備やため池・クリークの浚渫も進めており、学校グラウンドや都市公園を治水に活用するための調査にも引き続き取り組んでまいります。
ため池やクリークの事前放流や雨水貯留タンクの活用、田んぼダム事業については、行政だけでなく地域の皆様の協力を得て雨水を溜めることができ、深刻な浸水被害の防止につながっています。流域治水の取り組みが着実に進んでいることは、市民や関係者の皆様のご協力によるものであり、心より感謝申し上げます。
その他、松浦川流域についても市河川の改修など切れ目ない治水対策に取り組んでまいります。

今後も、治水対策を最重要政策として、さらに強力に推進するとともに、水害対策とまちづくりの両立を図り、安心して住み続けられるまちの実現を目指してまいります。

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教育環境や避難所の充実についてであります。

子どもたちの学びや地域活動の場であり、災害時には避難所としても活用する小中学校の体育館については、近年の猛暑への対策が必要であります。
そこで本市では、すべての学校体育館にエアコンを設置するため、空調設備の効果的な整備方法等の基本調査に着手します。安全な教育環境を確保するとともに避難所としての機能強化に向けた整備を、今後計画的に進めてまいります。

  

また、安全で安定的な学校のICT環境を確保し、子ども一人一人にあわせた、個別最適で協働的な学びの実現を目指して、小中学校の学習用端末の計画的な更新を進めてまいります。

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持続可能な農業についてです。

農業への支援は、食料の安定供給だけでなく地域環境の保全や市民の健康増進につながります。

暖冬の影響により多くのスクミリンゴガイが越冬し、水田での被害が深刻化していることから、昨年度、石灰窒素を活用したスクミリンゴガイ対策実証事業を実施いたしました。その結果、取り組みに参加いただいた約9割の方々において、稲への被害が減少したことが確認できたため、継続的な被害対策として石灰窒素の購入費を補助します。これにより、収量の確保や生産意欲の向上、さらには持続可能な農業の推進につなげてまいります。

また、輸入飼料価格の高騰を受け、収益が大きく減少している畜産経営に対し、高機能な農業用機械や自給飼料の生産と利用拡大に必要な機械の導入を支援することで、省力化や生産コストの低減を進め、畜産農家の経営安定と所得向上を図ってまいります。

最後になりますが、学校法人旭学園による武雄アジア大学の開学まで、あと4か月となりました。

現在、開学に向け、市民の皆様に大学での学びをイメージしていただくために、旭学園と連携した市民講座を開催しております。また、市民団体等と大学をつなぎ、校舎の活用や地域連携について具体的な話し合いを進めるなど、大学開学に向けた準備を着実に進めております。

大学の開学が本市に新たな活気をもたらし、市民の皆様の暮らしがより一層豊かになるよう、今後も旭学園と連携し、市民一体となって、大学を活かしたまちづくりを引き続き進めてまいります。市民の皆様、来年春の開学を温かく迎え入れ、新たに本市へお越しいただく学生や教職員の皆様にとっても充実した生活が送れるまちを一緒につくっていきましょう。

以上、市民の命と暮らしを守るとともに、次の世代に続くまちをつくるための各種政策に全力で取り組んでまいりますので、議員各位のご理解・ご協力を切にお願い申し上げまして、私の提案事項説明とさせていただきます。

本議会もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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