武雄アジア大学設置に関する 市の考え方
武雄アジア大学基本構想
令和6年2月27日に発表された、学校法人旭学園の基本構想等については、以下のとおりです。
武雄アジア大学ができることによる、まちへの効果
学びが人を育て、まちを育て、まちが豊かになる
- 学びたい人が「いつでも」「誰でも」学ぶことができる『学びあふれるまち』をつくります。
- 先人が築いてきた文化やまちの財産を活かし、世界に開いた『観光文化交流都市』をつくります。
- 市民や若者の力がこれまで以上に発揮され、一人ひとりが活躍する『活気ある豊かなまち』をつくります。
武雄アジア大学が『知の拠点』として地域社会のインフラになることで、まちに様々な効果がもたらされることが期待されます。学生(若者人口)が増えるとともに、地元就職により地域に定着し、また、リカレント教育など、市民への学びの機会が多く提供され、さらに、アジア地域との交流も盛んになっていくことが考えられます。
武雄市では、「地域や産業の活性化」、「一人一人が元気に」、「子どもたちの夢を広げる」、「地域が元気に」が実現できるよう、武雄アジア大学の設置を目指します。
まちのイメージ図
若年層人口の増加予測
大学ができることで、まちに学生等の若者が増加します。また、地域や地元の企業とともに4年間を過ごした学生たちが、卒業後、地域に定着することで、市内の若年層人口が増えていくと分析しています。
各種効果の推計
- 経済効果:約154.3億円(開学前から25年間)
- 税収:約3,300万円(完成年度以降毎年)
- 市内雇用数:約250人(完成年度以降毎年)※在学アルバイト含む
※兵庫県立大学 国際商経学部 浦山准教授の研究結果をもとに推計
※武雄市大学設置支援室による推計
※武雄市大学設置支援室による推計
※完成年度とは、大学において4学年の学生が全て揃う年度を指す(令和11年度)
市の支援の考え方
武雄アジア大学の設置に際する、市の支援の考え方は、以下のとおりです。
この考え方をもとに議会や市民の皆さまの意見を聞きながら、協議を進めていきます。
補助金の交付
大学の設置認可が出ることを条件に、大学設置に係る「施設整備費」「設計費」「備品費」について、学校法人旭学園に対し補助をする。
補助対象区分 | 補助対象経費 | 補助率 |
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施設整備費 | 大学の新築に要する工事請負費に関する基準額 | 1/2 |
設計費 | 大学の設計・測量に係る委託料 | 2/3 |
備品費 | 教具、校具備品及び図書等の購入に要する経費 | 2/3 |
備 考 | 施設整備費の基準額 | |
施設整備費の基準額は、基準面積に基準単価を乗じた額とする。
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キャンパス用地の貸与
キャンパス用地として、学校法人旭学園に対し、旧白岩体育館跡地(武雄町武雄4814番地)11,386㎡を貸付ける。貸与期間等については、以下のとおり。
貸付期間 | 費用 |
2024年6月~2030年3月(5年10か月) | 無償 |
2030年4月~2051年3月(21年) | 有償 |
公共空間の利用について
- 公共施設について
- 白岩運動公園競技場下駐車場について
カリキュラム内で使用される公共施設は、使用料を全額免除
免除期間:2026年4月~2030年3月
※2030年4月以降の取り扱いは、双方で協議する。
運動公園エリアを利用される方と同様に、平日の市民利用が少ない駐車場を使用可能とする。
台数:100台程度
支援額
武雄市の財政支援想定額は、補助金としての約13億円を想定する。
※キャンパス用地の貸付料約2億円が入るため、実質財政支援は約11億円と想定する。
問合せ
企画部 企画政策課 大学設置支援室
tel:0954-23-9325