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大学新設

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~ 武雄市に共学の4年制大学の設置を目指す ~

武雄市は、令和5年2月15日、学校法人旭学園との新たな教育連携事業に関する包括連携協定締結を発表するとともに、学校法人旭学園より内田信子理事長、佐賀女子短期大学今村正治学長、武雄市小松政市長による締結式が執り行われました。

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大学設置構想について

新大学名称 『武雄アジア大学』(仮称)
  • 武雄アジア大学公式ウェブサイト
  • 開学時期 2026年(令和8年)春(予定)
    学部 1学部 1学科 ※R6.2.27更新

    異文化交流の体験や、地域での課題解決型授業による実践的な学びを得ながら、グローバル視点を養い、デジタル技術の活用などによる基礎教育を土台として、

    1. 地域と大学が一体となって、創造性豊かな学生を育てる
    2. 国際的な視野を持ち、それを地域及び広域に寄与できる人材を育成する
    3. 地域の産業と発展に貢献できる人材を育成する

    の3つを柱にした学部のプログラムを構成。

    学部の詳細や武雄アジア大学基本構想はこちら

    キャンパス建設予定地 白岩体育館跡地(武雄市武雄町)

    佐賀女子短期大学を母体とする分校的設置ではなく、大都市圏以外に拠点を置きながら、今後の教育ニーズに変化に対応する大学の新たなモデルを、地域自治体とともにつくっていくことを主眼とし、開学までのプロセスで「この街に大学があってよかった」という声を実現するための市民連携を図ってまいります。

    同時に、世代を超えて学びたい人が誰でも学べる、学び直せる場(リカレント、リスキリング)の提供を重視。文化のまち武雄にふさわしい大学づくりめざして、市民の要望・期待を集め、教育文化団体、市民活動など連携しながら、新しい時代の地域に望まれる大学をめざすことともに、嬉野市や有田町なども含む佐賀西部地域全体にとっての学びの場として展開していきます。

    学校法人 旭学園

    学校法人旭学園は創立126年を数え、佐賀市内で、佐賀県内で短期大学、高校、2つのこども園を経営。

    学校法人旭学園・武雄市コメント

    学校法人旭学園理事長 内田信子

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    2013年まで佐賀女子高校の武雄校舎があった地に、再びご縁をいただいて、新しい夢を追いかけることができることを感慨深く思います。

    教育のデバイスも進化し、またダイバーシティへの考え方も、この国全体に広がっていくと確信する中で、私たちは、性別や住んでる地域によって、何かを諦めるという時代ではないことを証明していくことが使命だと感じています。

    ぜひ武雄市の皆さんとのひとつになっていくことはもちろん、長い歴史の中で教育に情熱を注ぎ、偉大な人物を輩出してきた佐賀のDNAを、佐賀県の皆さんとともに呼び覚ますきっかけにするべく、関係者の皆様のお力を借りながら、進めていきたいと存じます。



    武雄アジア大学(仮称)学長予定者/開設委員会委員長 小長谷有紀

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    私は長年、大阪にある国立民族学博物館でモンゴル研究を続けてまいりました。このたび、ご縁を得て、佐賀県の武雄市で、新しい学びの場の創設に取り組むこととなりました。

    新大学の名称には、魅力あふれる武雄市と、多様性に満ちたアジアを直接つなぎながら、地域社会を担う次世代を育成したいという理念が込められています。

    それはまた、この学びの場が地域を活性化し、地元の人々にとって新たな価値をもたらすような存在でありたいという願いでもあります。地域社会の支援なくしては実現しえない願いです。どうぞよろしくお願いいたします。




    佐賀女子短期大学学長/新大学設置準備委員会委員長 今村正治

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    2022年4月以降、佐賀との縁をいただいてから感じたことは、教育熱心な県であるにも関わらず、佐賀県を見渡しても2つの4年制大学・3つの短期大学しかなく、学びたい学部がないなど、学びの選択肢の少なさがあった。佐賀の教育関係者に問われているこの課題に対し、県も県立大学構想を進めるなど、課題解決への機運が高まっている。ぜひさまざまな方々と連携し、我々の尽くすべき最善を考えていきたいと思います。

    これから理想を現実にしていくための戦いがはじまります。私事だが、かつて大分で何もない原っぱだった場所に、これまで日本になかった国際大学をつくった経験でいえば、地域の方々や、思いを同じくする方々が集まれば、必ず新しい風景を一緒に見ることができると信じています。

    旭学園が擁する佐賀女子短期大学では、「常識を打ち破る」ような客員教授の招聘などその実行を少しずつはじめ、学びの機会を拡大しています。市民の皆さんへも様々な刺激となるような大学づくりに一緒に取り組んでいきたいと考えています。

    武雄市長 小松政

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    佐賀県西部エリアには大学が設置されておらず、子どもたちが夢を実現できる選択肢を増やしていくことが必要だと考え、市長2期目より学校誘致に積極的に動いてきました。武雄市で初めての大学設置を発表できて感無量です。旭学園様はじめ、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

    この大学設置を、子どもたちの教育機会の拡大や定住人口増によるまちの活性化、大学の知見を地域に活かすなどにつなげていきます。

    大学設置により、多様性を大事にして一人一人の個性が輝く時代の一歩先を行く人づくりが、ここ武雄でできればと夢を描いています。また、アジアや日本の交流や相互理解や共生がこの場所から始まる姿であったり、地域と大学がオープンになり共に成長していくような姿を描いています。

    今後、旭学園様はじめ関係者の皆さまと協力して大学設置を進めてまいります。

    よく寄せられる主な質問と回答

    Q.市が大学を作るのか?

    A.(市)
    『武雄アジア大学(仮称)』は学校法人旭学園が設置し、運営されます。
    市は学校法人に対し、施設整備等への補助や用地貸付などの支援をします。

    Q.なぜ市は大学を誘致するのか?

    A.(市)

  • 若者世代の減少が著しい市の人口減少を食い止め、持続可能で活気があるまちをつくるため
  • 子どもたちの学ぶ選択肢を増やし、夢の実現を応援するため
  • 学びたい人がいくつになっても学べる場を増やし、一人一人が元気に過ごせるまちをつくるため

    他にも、小中学校等との連携による教育の充実、経済や産業の活性化など、様々な効果を生み出すことを期待し、大学を誘致しています。

    Q.市が約13億円の補助をすることで、財政に影響はあるか?

    A.(市)
    大学施設整備等に対して、文部科学省から大学設置認可が下りることを条件に補助します。
    なお、教育や福祉、まちづくりなどの予算や災害等の発生に対する備えに関する予算は別に確保し、市民サービスが低下することがないように予算編成しています。

    Q.大学は、学生以外に関係が無いのでは?

    A.(旭学園)
    『武雄アジア大学(仮称)』では、市民の皆さまの学び直しなど、様々な講座を実施する予定です。大学内には、市民の皆さまも自由に活用できるスペースを設けます。また、災害等の有事の際には避難所としても開放できるよう考えています。
    学生たちも大学内だけに留まらず、地域の皆様のもとで学ばせていただく仕組みを作っていきたいと考えています。

    Q.少子化の時代に学生は集まるのか?

    A.(旭学園)
    佐賀県は、4年制大学の数が全国で最も少ない地域であり、県西部地域には1校もありません。現在、少子化で子どもの数は減っていますが、大学に進学する子どもの割合は全国、県内ともに増えています。また、県内には学びの選択肢が少ないことから、県内大学進学者の8割以上は県外へ進学している状況です。武雄市に大学ができることによって、地域で学ぶ選択肢が増え、学生が集まることが期待できます。
    また、『武雄アジア大学(仮称)』の学生確保の見通しは、大学設置認可基準にもある「高校生に対するアンケート調査」を行い、入学定員(140名/年)を満たす進学意向者の回答を得ている状況です。

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    お問い合わせ

    武雄市企画部企画政策課 大学設置支援室

    TEL:0954-23-9325

    kikaku@city.takeo.lg.jp